レゴアイデアの「X-ファイル」(21369)が、2026年7月21日に正式発表された。1,478ピース、ミニフィギュア8体、$199.99。同じ日に日本のレゴ公式ストアにも商品ページが立ち、価格 ¥34,980、一般発売 8月4日 で確定した。
レゴ Insiders 会員は 8月1日〜3日に先行購入できる。購入特典 40896「The X-Files:スカリーのラボ」(221ピース)は日本でも実施され、対象は8月1日〜10日の購入(在庫がなくなり次第終了)。なお7月22日時点で、日本の公式ストアはまだ「近日発売」表示で、予約は始まっていない。
この記事は、7月20日にリーク情報として公開したものを、翌21日の正式発表を受けて全面的に書き直したものです。当時「日本では未発表」として保留していた価格・発売日・特典の実施は、いずれも答えが出ました。
確定スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| セット名 | The X-Files(日本の公式ストアでも英字表記) |
| セット番号 | 21369 |
| ピース数 | 1,478 |
| ミニフィギュア | 8体(ほかにカエルとミツバチ) |
| 対象年齢 | 18歳以上 |
| 価格 | ¥34,980/$199.99/£179.99/€199.99 |
| 一般発売 | 8月4日(レゴ Insiders 先行は8月1日〜3日) |
| 購入特典 | 40896「The X-Files:スカリーのラボ」(221ピース)/8月1日〜10日 |
| 取り扱い | 公式ページで「限定」表示(レゴ公式ストア/レゴストア) |
| ファンデザイナー | Brent Waller(LEGO Ideas 名義 wetwired・オーストラリア/ブリスベン) |
| 発表形態 | Disney Entertainment との協業としてレゴが発表 |
価格と日程は2026年7月22日に日本・米国のレゴ公式ストアで確認した。海外メディアの速報では「8月1日発売」と書かれることがあるが、これは先行販売の開始日で、会員登録をしていなければ買えるのは8月4日からになる。
日本での予約は、7月22日時点でまだ始まっていない。 商品ページは「近日発売:2026年8月4日」の表示で、カートに入れるボタンがない。同じ8月発売でも E.T. 21370 と タワーブリッジ 21067 はすでに「予約受付中」になっているので、この差は在庫の押さえ方に影響する。X-ファイルは発売日当日に取りにいく前提で考えたほうがいい。
発表にあわせて、ダナ・スカリー役のジリアン・アンダーソンが公式のショートフィルムに出演している。スカリーを思わせる役どころで捜査を進めるうち、このセット自体にたどり着くという内容だ。アンダーソンは「スカリーのヒールを履き直して、レゴのセットを捜査することになるとは思わなかった」とコメントし、細部の作り込みと、ファンが気づく目配せの多さに触れている(レゴのプレスリリースより、訳は編集部)。
何が入っているか
構造は縦に3層で、地下のオフィスの上に森の地面が載り、その上に透明なポールでUFOが浮かぶ。英語版の公式ページによれば、組み合わせた状態で高さ約30cm・幅約23cm・奥行約23cm。UFOは外して別々に飾ることもできる。

オフィス側の作り込みは公式が具体的に挙げている。「THE TRUTH IS OUT THERE」のタイル、「I WANT TO BELIEVE」ポスター、X-ファイルの資料、モルダーの好物であるひまわりの種、そして天井に刺さった鉛筆。飾り方の選択肢も用意されている。
- 森の場面だけを単体で置く
- オフィスの机部分を外して、内部を見せる
- ミニフィギュアを建物の外壁にクリップで留める
ミニフィギュアは、フォックス・モルダー、ダナ・スカリー、ウォルター・スキナー、ミスターX、アレックス・クライチェック、カール・ブッシュ、フルークマン、グレイ型エイリアンの8体(日本語版商品ページの表記)。ほかに生き物として、カエルとミツバチが入る。
8体のうち「カール・ブッシュ」は、シリーズ終盤で明かされた“煙草を吸う男”(Cigarette Smoking Man)の本名とされる名前です。通名 C.G.B. スペンダーのイニシャルに対応します。レゴはニックネームではなく、本名のほうを製品の表記に採用しました。
日本語版の公式ページに載っているサイズ表記は、英語版と一致しません。 日本語版は「高さ11cm × 幅12cm × 奥行4cm」ですが、英語版は「高さ30cm × 幅23cm × 奥行23cm」です(いずれも2026年7月22日時点)。1,478ピースという規模から見ても英語版の数字のほうが自然で、日本語ページ側の表記の誤りと考えられます。大きさで判断するなら英語版を見てください。
購入特典 40896「スカリーのラボ」

日本での実施が確定した。条件は 21369 を8月1日〜10日に購入することで、在庫がなくなり次第終了。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| セット番号 | 40896 |
| 名称 | The X-Files:スカリーのラボ |
| ピース数 | 221 |
| サイズ | 約 高さ8cm × 幅11cm × 奥行9cm |
| 公式ページの表示価格 | ¥2,980(単体購入は不可) |
| 対象期間 | 2026年8月1日〜10日(在庫終了次第) |
中身はFBIナショナル・アカデミーの実験室で、実験台・照明・カート・戸棚・シンクが再現されている。そして術衣の上に白衣をはおったダナ・スカリーのミニフィギュアが1体付く。頭部を回すと、保護ゴーグルを着けた顔と外した顔が入れ替わる。
つまり本体の8体と合わせてミニフィギュアは実質9体になり、スカリーは捜査官版とラボ版の2種類が手に入る。公式ページ上は ¥2,980 の値が付いたセットなので、本体¥34,980に対して約8.5%ぶんが上乗せされる計算になる。特典としてはかなり厚い。
レゴ公式ストアの購入特典は、認定販売店やECモールでの購入には付かないのが一般的です。特典まで狙うなら、レゴ公式ストア(オンラインまたはレゴストア店舗)での購入を前提にしてください。(本体そのものは、公式ストア以外でも買える見込みがあります。後述します)
日本価格は高いのか ── 同日発売のアイデア3本と比べる
8月1日〜4日には、レゴアイデアの新作が3本まとまって出る。日本価格が全部わかっているので、そのまま並べられる。
| セット | ピース | 米国定価 | 日本価格 | 日本での発売 |
|---|---|---|---|---|
| X-ファイル 21369 | 1,478 | $199.99 | ¥34,980 | 8/4(先行8/1) |
| E.T. 21370 | 1,226 | $139.99 | ¥21,980 | 8/1(予約受付中) |
| ラ・カトリーナ 21372 | 1,212 | $139.99 | ¥19,980 | 8/1 |
まず目につくのは、米国定価が同じ$139.99のE.T.とラ・カトリーナで、日本価格が¥2,000違うことだ。ドル価格からの単純換算は当てにならない、という前回の記事の指摘が、そのまま実例で裏づけられた。
日本価格を米国定価で割ると、こうなる。日本価格は税込、米国定価は税抜なので、比較できるよう消費税10%を抜いた数字にそろえた。
2026年7月22日の実勢は1ドル163円前後なので、X-ファイルの約159円は実勢のすぐ下、ラ・カトリーナの約130円はそこから2割ほど下にあたる。3本の中では、X-ファイルが最も実勢レートに近い ── つまり円安が最もそのまま価格に乗っている。日本の買い手から見れば、有利な側ではない。
では割高なのか。ピース単価では確かに3本でいちばん高いが、それは説明がつく。 X-ファイルはミニフィギュア8体を含むセットで、ミニフィギュアはピース数の割に単価が高い部類だ。E.T.とラ・カトリーナはどちらも大きな造形物1体が主役で、性格がまるで違う。加えて特典の¥2,980ぶんを織り込むと、実効の単価はもう一段下がる。
結論としては、構成を見れば妥当な範囲。ただし為替条件は3本の中でいちばん厳しい ── 円安がそのまま乗っている値付けだ、という整理になる。
レゴは為替レートで機械的に日本価格を決めているわけではありません。上の換算値は「結果として何円/ドルになっているか」を示す指標で、値付けの根拠ではありません。実勢レートとの比較も、同じ日に観測した参考値として見てください。
原案からどれだけ変わったか
レゴアイデアの製品は、ファンの応募作をそのまま量産するわけではない。前回の記事では「この構成が製品版にどこまで残るかが、実物公開時の最初の見どころになる」と書いた。原案の応募ページと発表内容を突き合わせると、答えが出る。
原案は2025年1月6日に投稿された「The X-Files: The Truth Is Out There」で、レゴアイデアの「Build Your Nostalgia – 90s Throwback!」チャレンジのグランプリ受賞作だ。
| 項目 | 原案(LEGO Ideas 応募ページ) | 製品版 21369 |
|---|---|---|
| ピース数 | 約2,020 | 1,478 |
| ミニフィギュア | 7体 | 8体 |
| 構成 | 森のUFOシーン+モルダーの地下オフィス | 同じ(UFO・森・地下オフィス) |
| 「I Want to Believe」ポスター | あり | あり |
構成は原案どおり残り、ピースは約540(約27%)減った。 骨格を保ったまま縮めた、という形になっている。
一方でミニフィギュアは、半分近くが入れ替わった。
| 扱い | キャラクター |
|---|---|
| 原案から残った(4体) | フォックス・モルダー/ダナ・スカリー/グレイ型エイリアン/ウォルター・スキナー |
| 原案から外れた(3体) | ジャージー・デビル/シンジケートのリーダー/ユージン・トゥームス |
| 製品版で加わった(4体) | ミスターX/アレックス・クライチェック/カール・ブッシュ/フルークマン |
怪物枠が「ジャージー・デビル」から「フルークマン」に替わり、レギュラーの敵役(ミスターX、クライチェック)が増えた、という読み方はできる。
ついでに、7月20日時点のリークがどこまで当たっていたかも記録しておく。セット番号 21369・1,478ピース・$199.99・特典番号 40896 は、すべて一致した。 ずれたのは「8月1日発売」の一点だけで、それも日付そのものは合っており、意味が先行販売の開始日だった。発売の10日前という、情報が固まった段階のリークだったことが大きい。
相場の観点:作者の過去2作は、いま何倍か

Brent Waller のレゴアイデア製品化は、これが3作目にあたる。過去2作の現在値は次のとおり。
| セット | 発売 | ピース | ミニフィギュア | 米国定価 | 定価からの上昇率 | 年平均 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 21108 ゴーストバスターズ Ecto-1 | 2014年 | 508 | 4体 | $49.99 | +250% | 約13.8% |
| 21328 サインフェルド | 2021年 | 1,326 | 5体 | $79.99 | +82% | 約17.9% |

上昇率はBrickEconomyの「新品未開封の評価額」(2026年7月22日観測・ドル建て)で、「年平均」は廃番からの経過年数で年率換算(複利)した値だ。ただしこの指標は日々動く。本記事が7月20日に観測したとき、サインフェルドは+99%だった。2日で17ポイント動く程度には流動的な数字だと思ったほうがいい。
さらに言えば、「何倍になったか」は見る指標によって大きく変わる。 同じ日にBricksetの「現在値」(BrickLinkの実売にもとづく指標)を見ると、Ecto-1 は約¥17,774、サインフェルドは約¥16,001だった。金額そのものは、BrickEconomyが同時に出している円建ての表示(それぞれ約¥19,090・約¥15,865)とおおむね近い。にもかかわらず倍率が違って見えるのは、起点に置く「定価」をどの通貨・どの時点で取るかが揃っていないからだ。円安が進んだぶんまで、倍率は一緒に測ってしまう。
相場を見るときは、倍率より金額そのもの(いま新品でいくらか)を先に見るほうがブレません。倍率は「どのサイトの、どの指標を、どの通貨で見たか」で簡単に2倍変わります。
なお廃番の時期も、BrickEconomy が両セットとも2016年11月/2022年11月としているのに対し、Brickset の販売終了日は2016年12月31日/2022年12月31日になっている。Brickset の終了日が年末に丸められがちなことは、廃番の4段階をまとめた記事でも扱った。
2件しかないので「Waller の作品だから伸びる」とは言えない。効いているのは作者名ではなく、この2作が揃えている版権もの・ノスタルジア題材・アイデア枠という条件のほうで、X-ファイルもそれを満たしている。ただし$199.99という起点は過去2作の2.5〜4倍なので、同じ倍率が出るハードルは上がる($199.99の+250%は$700だ)。廃番は高騰を保証しない。
ひとつ補足しておくと、レゴアイデアにはファンの支持を1万件集めて製品化審査に進むルートと、レゴがテーマを指定して募集するチャレンジ企画の2つがある。X-ファイルは後者(「Build Your Nostalgia – 90s Throwback!」)のグランプリ受賞作だ。同じ「レゴアイデア」でも、選ばれ方は1通りではない。
コレクター視点:8月1日〜10日をどう動くか
本サイトで扱った新製品だけでも、この10日間にこれだけ重なる。
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 8月1日 | X-ファイル:レゴ Insiders 先行販売スタート(〜8月3日) |
| 8月1日 | X-ファイル:購入特典「スカリーのラボ」の対象期間スタート |
| 8月1日 | ラ・カトリーナ 21372(¥19,980)発売 |
| 8月1日 | E.T. 21370(¥21,980)発送開始 |
| 8月1日 | ワンピース第2弾7種 発売 |
| 8月1日 | タワーブリッジ 21067(¥52,980)発送開始 |
| 8月4日 | X-ファイル 21369(¥34,980)一般発売 |
| 8月4日 | クリムト<接吻> 31221(¥52,980)発売 |
| 8月10日 | X-ファイルの購入特典 終了(在庫がなくなり次第終了) |
ここから、やることは4つに整理できる。
1. 7月中に、レゴ Insiders の登録を済ませる。 先行販売は8月1日から。無料で登録でき、先行期間に買えれば特典の在庫がいちばん厚いタイミングを取れる。予約が用意されていない以上、これが唯一の「先回り」になる。
2. 8月1日と4日の予算を、いま決めておく。 タワーブリッジ(¥52,980)とワンピース第2弾が8月1日、クリムト(¥52,980)がX-ファイルと同じ8月4日にぶつかる。X-ファイルは特典に期限があるぶん、後回しにしづらいセットだ。
3. 特典は「8月10日まで」ではなく「在庫がある間」と考える。 公式の表記は「8月10日まで」と「在庫がなくなり次第終了」の併記だ。人気セットの特典は、前者より早く切れることがある。
4.「限定」表示でも、公式ストア以外で買えないわけではない。 21369 の「限定」はレゴ公式ストア扱いの製品という意味で、ECモールに一切出ないという意味ではない。Brimagaが追跡している国内オファーを見ると、同じ「限定」表示のレゴアイデア作 ── イタリアのリヴィエラ(21359)、ウィリー・ウォンカとチョコレート工場(21360)、蒸気船(21356)── はいずれも楽天に出ている(7月21日時点)。認定販売店のベネリック レゴストア楽天市場店が定価で置き、ほかの店も複数並んでいる。
つまり選択肢は「特典を取りに公式ストアで買う」か「特典を捨ててモールの値動きを待つ」かで、後者が塞がっているわけではない。ただし発売直後のモール価格は定価以上に振れやすく、極端な安値の出品は部品売りや誤マッチのことがある。値引きを待つなら、時間軸は長めに見ておいたほうがいい。
まとめ
- レゴアイデア「X-ファイル」(21369)が2026年7月21日に正式発表された。1,478ピース・ミニフィギュア8体・$199.99
- 日本価格は ¥34,980、一般発売は8月4日、レゴ Insiders 先行は8月1日〜3日。7月22日時点で予約は始まっていない
- 購入特典 40896「スカリーのラボ」(221ピース・公式表示価格 ¥2,980・スカリー付き)は日本でも8月1日〜10日に実施。本体と合わせるとミニフィギュアは実質9体
- 原案(約2,020ピース・ミニフィギュア7体)から約540ピース減。構成は残り、ミニフィギュアは3体が外れて4体が加わった
- 日本語版公式ページのサイズ表記(高さ11cm)は英語版(高さ30cm)と食い違う。大きさは英語版を見る
- 価格は、ミニフィギュア8体という構成を見れば妥当な範囲。ただし為替条件は同日発売の3本でいちばん厳しい(税抜換算で約159円/ドル)
7月中にやること ── レゴ Insiders の登録。予約が無い以上、先行販売に入れるかどうかが唯一の準備になる。 8月1日にやること ── 先行枠で本体を確保し、特典を取る。同日はタワーブリッジとワンピースも動くので、予算配分を先に決めておく。 諦めていい判断 ── 特典が切れていたら、無理に急がなくてよい。「限定」表示でも国内モールには出るので、本体だけなら後から買う道は残る。
※本記事の価格・日程・仕様は2026年7月22日時点で、レゴ公式ストア(日本・米国)および7月21日のレゴ公式プレスリリースにもとづきます。相場の数値はBrickEconomyの新品未開封評価額(2026年7月22日観測)で、実売価格を保証するものではありません。為替の実勢値は同日の報道にもとづく参考値です。
※LEGO(R)、レゴ(R)はレゴグループの商標です。本記事はレゴグループとは関係のない非公式の情報記事です。THE X-FILES、GHOSTBUSTERS、SEINFELD をはじめ文中の作品名・名称および製品画像の権利は、それぞれの権利者に帰属します。












