胸を照らすオレンジの光、月をバックに自転車が飛ぶ——1982年のスティーヴン・スピルバーグ監督作『E.T.』は、40年以上たった今も愛される名作です。その主役が、ファンの投票から製品になる「レゴ(R)アイデア」の新作 #21370「E.T. the Extra-Terrestrial」 として登場します。2026年8月1日発売(レゴ公式・公式ストア限定)、海外のレゴ公式ではすでに予約が始まっています。
この記事では、セットの見どころを整理しつつ、日本発の「CUUSOO(空想)」から始まったレゴ アイデアの歴史、歴代の名作、そして相場・コレクターの視点までまとめます。
セット詳細:E.T. #21370 の見どころ

大人向け(18+)の飾れるモデルで、あの独特な姿勢のE.T.を1,226ピースで立体化。数字で見ると次のとおりです(海外価格は参考値)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| セット番号 | 21370 |
| ピース数 | 1,226 |
| 高さ | 約24.8cm(幅21.8cm・奥行15.4cm) |
| 対象年齢 | 18歳以上 |
| 発売日 | 2026年8月1日(レゴ公式・公式ストア限定) |
| 海外価格(参考) | US$139.99 / £119.99 / €129.99 |
ギミックも作り込まれています。
- 首が可動:上下に傾けられ、360度回転。E.T.らしいしぐさを再現できる。
- 「おうちに電話」の指:人差し指を立てたポーズにできる。
- 心臓が光る:ライトブリック入りで、スイッチを押すと胸がぽうっと光る。
- 植木鉢のミニモデル:映画に登場する鉢植えも、組み立て式で付属。
E.T.は「レゴ アイデア」=ファンがデザインを投稿し、1万人の支持を集めると製品化の審査に進む仕組みから生まれた一台です。作り手の情熱が公式製品になる、アイデアならではの背景があります。
そもそも「レゴ アイデア」とは? 日本発 CUUSOO から生まれた仕組み
いまや大人向けレゴの人気シリーズですが、その源流は日本にあります。2008年、レゴは日本のクラウドファンディング企業「CUUSOO(空想)」と組み、ファンのアイデアを製品化する実験を始めました。名前の由来はそのまま「空想」です。
- 2008年:日本で「レゴ CUUSOO」を実験的にスタート(当初は1,000人の支持で審査対象)。
- 2011年:世界展開。支持のハードルが1万人に引き上げられる。同年、記念すべき初製品 21100「しんかい6500」(日本の有人潜水調査船)が発売。
- 2012年:2作目 21101「はやぶさ」(日本の小惑星探査機)も日本発の題材。
- 2014年:「レゴ アイデア」に改称、投稿の年齢制限も18歳から13歳に。以降、世界中のファンからヒット作が次々生まれる。

レゴ アイデアの一番の魅力は「ファンの熱意がそのまま製品になる」こと。デザイナーは名前がパッケージに載り、売上に応じた報酬も受け取ります。E.T.のような版権モノでも、原案はファンが投稿し、1万人の支持を集めて審査を通過したもの。ファン投票の重みがそのまま形になっています。
名作ぞろい:レゴ アイデアの歴代ヒット
アイデアは、他のテーマにはない「刺さる題材」が魅力。近年の代表作を挙げると——
| セット | 発売 | ピース | 海外価格(参考) |
|---|---|---|---|
| 21322 バラクーダ湾の海賊 | 2020 | 2,545 | $199.99 |
| 21333 ゴッホ「星月夜」 | 2022 | 2,316 | $169.99 |
| 21341 ホーカス ポーカス | 2023 | 2,316 | $229.99 |
| 21348 ダンジョンズ&ドラゴンズ | 2024 | 3,745 | $359.99 |
| 21360 チャーリーとチョコレート工場 | 2025 | 2,025 | $219.99 |

絵画・映画・ゲーム・建築と題材の幅が広く、「好きな作品が立体になる」のがアイデアの醍醐味。E.T.もその系譜に連なる一台です。
コレクター視点:アイデア製品は「相場」でどう見る?
アイデア製品は、版権題材+ファン発の物語性という背景から、廃盤後に注目されやすいシリーズです。ただし以前の記事でも触れたとおり、すべてが値上がりするわけではありません。題材の人気・生産量・状態で結果は大きく変わります。
E.T.のような発売直後の新作は、まず定価で確実に手に入るうちに検討するのが基本。焦って予約に飛びつく必要はありませんが、公式限定は流通が絞られるため、欲しいと決めているなら発売時期を逃さないのが賢い付き合い方です。
なお、上の表にある星月夜やD&Dをはじめ、歴代アイデアの一部は2026年に生産終了が報じられています。気になる旧作がある人は、データベースで相場スコアと価格をチェックしつつ、セール情報もあわせて見ておくと安心です。
E.T.が示すのは、「みんなが愛した作品を、みんなの手で立体にする」というレゴ アイデアの原点。日本発のCUUSOOから始まったこの仕組みが、40年前の名作を令和のリビングに連れてきてくれる——そう考えると、胸の光がいっそう温かく見えてきます。
(本記事のスペック・価格・発売日は、公開時点で確認できた海外の公式発表・報道に基づく情報です。海外価格は参考値で、日本での価格・発売時期・入手性を保証するものではありません。相場スコアは当サイト独自の指標であり、購入を推奨するものではありません。E.T.™ & © Universal City Studios LLC. LEGO® はレゴグループの商標です。当サイトは非公式の情報サイトです。)









