レゴ公式ストア(日本)の「近日発売」の棚を8月30日に開いたら、見慣れない数字が並んでいました。
12,060ピース。
レゴ(R)アーキテクチャー 21065「サグラダ・ファミリア」です。日本は税込¥129,980で、2026年11月1日発売。Bricksetでもピース数は12,060で一致しました。
Brimagaのカタログには暫定登録を除いて28,939件のセットが入っていますが、このうち12,060ピース以上のものは1件もありません。つまりこの1本は、うちのデータベースの中で最も部品数の多いセットになります。
そしてもう1つ。3日前に75457「エグゼクター スーパー・スター・デストロイヤー」を記事にしたばかりなのですが、この2本は米ドルも日本価格も完全に同額でした。違うのはピース数だけです。
価格・発売日・在庫表示は2026年8月30日にレゴ公式ストア(日本)で確認した値です。ピース数・寸法・米ドル定価はBricksetの製品ページでも確認しています。「カタログで最多」はBrimagaが取り込んでいる28,939件の範囲での話で、レゴの全製品を網羅した順位ではありません(うちが拾えていないセットは常にあります)。
確定しているスペック
| 項目 | 21065 サグラダ・ファミリア |
|---|---|
| 日本価格 | 税込¥129,980 |
| 日本の発売日 | 2026年11月1日 |
| ピース数 | 12,060 |
| 本体サイズ | 62 × 47 × 39cm |
| 対象年齢 | 18歳以上 |
| テーマ | アーキテクチャー |
| 海外定価 | $799.99 / £649.99 / €749.99 |
| 店頭のバッジ | 「新着」「限定」 |
外形は62×47×39cmで、体積にすると約113リットル。押し入れの衣装ケースがすっぽり入る大きさです。
同じ値段、同じドル。違うのはピース数だけ
3日前の記事で測ったばかりの数字が、そのまま使えました。
| 21065 サグラダ・ファミリア | 75457 エグゼクター | |
|---|---|---|
| ピース数 | 12,060 | 6,130 |
| 米国定価 | $799.99 | $799.99 |
| 日本価格 | ¥129,980 | ¥129,980 |
| 1ピース単価 | 6.63セント | 13.05セント |
| 1ピース単価(円) | 約¥10.78 | 約¥21.20 |
| 1ドルあたりの日本価格 | ¥162.5 | ¥162.5 |
| 発売(日本) | 11月1日 | 10月4日 |
ドルも円も1円まで同じで、ピース数がちょうど約2倍(1.97倍)。 結果として1ピースあたりも約2倍の開きになります。
1ドルあたりの日本価格まで完全に一致するので、為替の乗り方の違いでは説明がつきません。同じ価格帯に、部品数が倍違う2本が同じ秋に並ぶ、というだけの話です。

これは「エグゼクターが割高」という話ではありません。3日前の記事で書いたとおり、エグゼクターは全長136cmでスター・ウォーズ最長、ミニフィギュア7体、設定上19kmの艦を約1:14,000で再現した造形です。部品の数と、モデルの性格は別のものという当たり前が、同額の2本で並ぶと見えやすくなります。
アーキテクチャーというテーマの常識を超えている
もう1つ驚いたのは、これがアーキテクチャーだということです。
| アーキテクチャーのセット | 発売 | ピース | 米国定価 | 1ピース |
|---|---|---|---|---|
| 21065 サグラダ・ファミリア | 2026年11月 | 12,060 | $799.99 | 6.63c |
| 21061 ノートルダム大聖堂 | 2024年5月 | 4,382 | $229.99 | 5.25c |
| 21067 タワーブリッジ | 2026年7月 | 3,745 | $349.99 | 9.35c |
| 21063 ノイシュヴァンシュタイン城 | 2025年7月 | 3,455 | $279.99 | 8.10c |
| 21010 ロビー邸 | 2011年9月 | 2,276 | $199.99 | 8.79c |
これまでのアーキテクチャー最大はノートルダム大聖堂の4,382ピースでした。サグラダ・ファミリアはその2.75倍で、定価も3.48倍です。
アーキテクチャーは長いあいだ「机に置ける建築模型」の枠でやってきたテーマで、7月に記事にしたタワーブリッジも3,745ピースでした。そこに一段どころか二段飛ばしの1本が入ることになります。

12本の塔は十二使徒、4つの翼は福音書記者
日本語の商品説明を読むと、造形の設定がきちんと書かれていました。ここは英語のプレスリリースを読んでいるだけでは出てこない部分です。
| 公式説明にある要素 | 内容 |
|---|---|
| 鐘楼 | 各ファサードに4本ずつ、合計12本の塔が十二使徒を象徴 |
| 福音書記者の尖塔 | 翼を持つ牡牛・翼を持つ人・翼を持つライオン・ワシを表現 |
| 生誕のファサード | 各礼拝堂を隔てる6本のバットレスと尖塔 |
| 側廊のファサード | 頂部に三角形のペディメント |
| 栄光のファサード | 正面にネームプレート |
公式画像を拡大すると、尖塔の頂部に白い翼の造形が乗っているのが確認できます。これが四福音書記者の象徴にあたる部分です。赤と金の飾りが付いた尖塔も並んでいて、ガウディが果物をかたどったとされる装飾が再現されています。
部品が多いのは、単に大きいからではなく、尖塔を1本ずつ作っているからだというのが画像から読み取れます。
ただし「1ピースあたりがいちばん安い」ではない
6.63セントという単価はかなり低い部類ですが、最安ではありません。
| セット | ピース | 米国定価 | 1ピース |
|---|---|---|---|
| 31203 ワールドマップ | 11,695 | $249.99 | 2.14c |
| 21065 サグラダ・ファミリア | 12,060 | $799.99 | 6.63c |
| 21061 ノートルダム大聖堂 | 4,382 | $229.99 | 5.25c |
Brimagaのカタログでこれまで最多だった 31203「ワールドマップ」は、1ピース2.14セントでサグラダ・ファミリアの3分の1以下です。壁に貼るモザイクなので小さな丸タイルが大量に入るぶん、部品数の割に安く済みます。
「ピースが多い=単価が安い」という話にはならず、何を作るセットなのかで単価の水準が変わるということです。同じテーマのノートルダム大聖堂(5.25セント)のほうが安いのも、その裏返しになります。

日本の「近日発売」棚は24件
サグラダ・ファミリアを見つけた棚も書き出しておきます。8月30日時点で「24件の商品を表示」と出ていて、その内訳はレゴのセットが16点、ナイキとのコラボのスニーカー・アパレルが8点でした。
| セット | 年齢 | ピース | 日本価格 |
|---|---|---|---|
| 21065 サグラダ・ファミリア | 18+ | 12,060 | ¥129,980 |
| 75457 エグゼクター スーパー・スター・デストロイヤー | 18+ | 6,130 | ¥129,980 |
| 76355 バットマン リターンズ バットモービル | 18+ | 2,269 | ¥36,980 |
| 43026 Nike Air Force 1 | 12+ | 1,093 | ¥15,980 |
| 76788 ネヴァーモア学園 | 10+ | 890 | ¥11,980 |
| 76787 ウェンズデーのバックパック | 9+ | 401 | ¥6,780 |
| 40880 アベンジャーズ/ドゥームズデイ ヒーローとヴィラン | 10+ | 467 | ¥6,480 |
| 75456 スター・ウォーズ アドベントカレンダー2026 | 6+ | 293 | ¥5,980 |
| 76340 マーベル アドベントカレンダー2026 | 6+ | 317 | ¥5,980 |
| 43298 ディズニープリンセス アドベントカレンダー | 5+ | 290 | ¥5,980 |
| 40958 サンタブーツ | 12+ | 342 | ¥5,980 |
| 60510 シティ アドベントカレンダー2026 | 5+ | 252 | ¥4,480 |
| 42698 フレンズ アドベントカレンダー2026 | 6+ | 211 | ¥4,480 |
| 40919 グレムリン:ギズモとストライプ | 10+ | 230 | ¥3,780 |
| 40859 ゴールデンエイジ:スーパーマンとバットマン | 10+ | 218 | ¥3,780 |
| 71053 シュレックシリーズ(ミニフィギュア) | 6+ | 7 | ¥690 |
アドベントカレンダー2026が5本まとめて並んでいるのが季節を感じさせます。スター・ウォーズ/マーベル/シティ/フレンズ/ディズニープリンセスの5テーマです。
ディズニープリンセスの1本は、棚の表記が「アドベントカレンダー2024」のままでした。他の4本が2026表記なので、表示側の名前が更新されていない可能性があります(8月30日時点の表記をそのまま載せています)。

コレクター視点:11月1日まで何を見ておくか
読めること
- 日本価格¥129,980と発売日11月1日は確定している(公式ストアの商品ページに出ている)
- 12,060ピースは、Brimagaのカタログ28,939件のどれよりも多い
- 同じ$799.99・同じ¥129,980の 75457 とはピース数が約2倍違う。1ドルあたりの日本価格まで同じなので、為替では説明できない
- アーキテクチャーとしては前例のない規模。従来最大の2.75倍
読めないこと
- 販売期間は分かりません。 「限定」バッジは付いていますが、いつまで売られるかは公表されていません
- 廃番後の値動きも読めません。アーキテクチャーの大型は前例が少なく、7月に測ったタワーブリッジの初代10214は廃番から約7年で定価比+23%どまりでした。長く大量に売られたセットは伸びにくい、という自社の実測がある以上、いまの時点で値上がりを見込む理由はありません
- ミニフィギュアの有無も公式ページには記載がありませんでした(アーキテクチャーは通常付属しません)
いま見ておくべきは、10月4日のエグゼクターと11月1日のサグラダ・ファミリアが、同じ¥129,980の枠で2か月続けて出るという点です。どちらも「限定」で、どちらも18歳以上向け。同じ予算の取り合いになる2本が、意図的に1か月ずらして置かれているように見えます。
12,060ピース。Brimagaが持っている28,939件のどれよりも多い数字が、机に置ける建築模型を作ってきたテーマから出てきました。
同じ棚には、同じ値段でピースが半分のスター・デストロイヤーが並んでいます。片方は19kmの艦を1万4千分の1にした136cmの造形で、もう片方は12本の塔を1本ずつ組む113リットルの大聖堂です。 同じ¥129,980で、まったく違うものが手に入る秋になります。
※ LEGO(R)およびレゴは、レゴグループの商標です。本記事はレゴグループとは関係のない、非公式の情報記事です。価格・発売日・在庫は2026年8月30日時点でレゴ公式ストア(日本)にて確認した値で、変更されることがあります。ピース数・寸法・海外定価はBricksetの製品ページで確認しました。「カタログで最多」はBrimagaが取り込んでいる28,939件の範囲での比較です。





















