レゴアイデアの「ゴジラ」(21375)は、レゴが2025年6月17日に製品化を決めてから、今日9月25日で465日になる。発売日も価格も、レゴからはまだ何も出ていない。
その空白を埋めるように、9月23日、ドイツのStoneWarsが噂を更新した。11月27日(ブラックフライデー)発売・449.99ドル・5,364ピース。姿はハリウッド版(モンスター・ヴァース)のゴジラで、高さは55〜60cmになるという。日本では東宝の新作『ゴジラ-0.0』が11月3日に公開されるので、噂どおりなら、その24日後にレゴのゴジラが出ることになる。
この記事は「レゴが公表したこと」「カタログに登録されていること」「噂」を分けて書く。発売日・ドルの価格・姿・購入特典は、9月25日時点ではすべて噂で、正式な発表で変わりうる。
確定していること、噂でしかないこと(9月25日時点)
| 項目 | 内容 | 出どころ | 状態 |
|---|---|---|---|
| 製品化 | 2025年6月17日に採用(2024年第3回レビュー) | レゴアイデア公式ブログ | 確定 |
| 型番・名前 | 21375「Godzilla」 | Brickset | カタログ登録 |
| ピース数 | 5,364 | Brickset/噂 | カタログ登録 |
| 対象年齢 | 18歳以上 | Brickset | カタログ登録 |
| ユーロの参考価格 | 399.99ユーロ | Brickset | カタログ登録 |
| ドルの参考価格 | 449.99ドル | 噂 | 噂 |
| 発売日 | 2026年11月27日 | 噂 | 噂 |
| 姿 | モンスター・ヴァース版。背びれが青く、高さ55〜60cm。首が動き、熱線のパーツは外せる | 噂 | 噂 |
| ミニフィグ | 入っていない | 噂 | 噂 |
| 購入特典 | ゴジラの足跡と、モスラを印刷したタイル | 噂 | 噂 |
| 日本での発売 | 日本の公式ストアに商品ページが無い | 当サイトの確認 | 未発表 |
噂の出どころは、StoneWarsの6月10日の記事(Redditの投稿をもとに、11月27日・約5,360ピース・足跡の購入特典を伝えた)と、9月23日の追記(ドルの価格・姿・高さ・ミニフィグなし)だ。
ピース数は、Bricksetの登録と噂がぴったり同じ5,364になっている。ただ、Brimagaのカタログ(日本時間7月11日に21375を登録)はBricksetから取り込んでいるので、ここが一致していても裏付けにはならない。噂とBricksetの上流が同じ可能性もある。確かなのは「この型番に、この数字が入っている」というところまでだ。Bricksetに入っている価格はユーロだけで、ドルの価格と発売日の欄は空いている。
ファンの作品は、2回ともハリウッド版のゴジラだった
作者は米ニューヨーク州ロングアイランドのMattE720(マシュー・エスポジト)氏。レゴアイデアの公式ブログのインタビュー(2023年8月)によると、ゴジラを作ろうと思ったきっかけは、2021年に公開される『ゴジラvsコング』の知らせだった。2014年のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』のころからゴジラに関心を持っていたという。
投稿は2回ある。
| 1回目 | 2回目 | |
|---|---|---|
| 投稿日 | 2021年1月28日 | 2023年12月26日 |
| 結果 | 1万人の支持を集めたが、不採用 | 1万人の支持を集め、2025年6月17日に採用 |
| 説明文に挙げた映画 | 『GODZILLA ゴジラ』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、公開前の『ゴジラvsコング』 | 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』『ゴジラvsコング』、公開前の『ゴジラxコング 新たなる帝国』 |
2回目の説明文は、冒頭で「再投稿」だと断ったうえで、姿は主にレジェンダリー・ピクチャーズの近年のゴジラ映画を元にしたと書いている。1回目の投稿から採用までは4年4か月あまり。作者はインタビューで、使ったブロックを2,500〜3,000個ほどと見積もっていた。噂の5,364ピースは、その1.8〜2.1倍にあたる。
このハリウッド版のシリーズは、『ゴジラxコング 新たなる帝国』の日本の公式サイトの説明では、ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズが東宝と提携して作ってきたもので、「モンスター・ヴァース」と呼ばれている。
一方、レゴの採用発表は、ゴジラを大きなスクリーンのアイコンと紹介しただけで、どの映画のゴジラになるかには触れていない。製品の姿が決まったと言えるのは、正式な発表の写真が出たときだ。
8月16日の記事で、日本の漫画やアニメがレゴになるときは、これまで実写化を経由してきた(ワンピースはNetflixの実写版、Speed Racerはハリウッドの実写映画)と書いた。ゴジラはもともと日本の実写映画の怪獣だが、少なくともファンの作品の段階では、やはり海外で作り直された姿を通ってレゴに近づいている。
同じ回のレビューで、ジブリの『ハウルの動く城』は通らなかった
2024年第3回レビューで審査されたのは、2024年9月上旬から2025年1月6日までに1万人の支持を集めた54作品。採用はゴジラと「Tintin – Space Rocket」の2作で、キャンプを題材にした1作が保留(パーキングロット)になった。その54作品の中には、動力で歩く『ハウルの動く城』(約2,000ピース)もあったが、結果は不採用だった。
スタジオジブリの作品は、これまでも1万人の支持を集めてきた。当サイトが個別のページで結果を確かめられたのは次の5作で、いずれも不採用だ。
| 作品 | 投稿日 | 結果 |
|---|---|---|
| LEGO Ghibli(4作品の小さなジオラマ) | 2020年5月1日 | 不採用 |
| Motorized Howl's Moving Castle | 2024年1月15日 | 不採用 |
| The World of Studio Ghibli | 2025年2月27日 | 不採用 |
| My Neighbor Totoro 1988 | 2025年7月1日 | 不採用 |
| My Neighbor Totoro – Studio Ghibli 40th Anniversary | 2025年7月9日 | 不採用 |
1つ目の作者yop1172氏は、のちに別の作品「La Catrina」で採用され、それが今年8月1日に出た21372 ラ・カトリーナ(日本の公式ストアで¥19,980)になった。不採用の理由は個別には公表されておらず、ライセンスの事情かどうかも分からない。
そして9月24日には、『もののけ姫』のコダマを作った作品が1万人の支持を集め、2026年第3回レビューの対象に加わった(Brick Fanaticsの一覧では、これでこの回の対象が19作になった)。結果が出るのは来年だ。
ジブリ作品の5作は、検索で見つけて個別のページを開いたもので、レゴアイデアのジブリ作品をすべて数えたものではない。
採用から465日。同じルートの8作は275〜437日で出ている
1万人の支持を集めてレビューで採用される、という同じ道を通り、すでに発売されたIdeasの製品を並べる。
| 製品 | 採用の発表 | 発売 | 日数 |
|---|---|---|---|
| 21359 イタリアのリヴィエラ | 2024年8月5日 | 2025年8月7日 | 367日 |
| 21360 ウィリー・ウォンカとチョコレート工場 | 2024年8月5日 | 2025年9月15日 | 406日 |
| 21362 鉱石コレクション | 2024年9月18日 | 2025年10月1日 | 378日 |
| 21366 ラッコ | 2025年3月21日 | 2026年3月1日 | 345日 |
| 21368 ピーナッツ:スヌーピーの犬小屋 | 2025年3月21日 | 2026年6月1日 | 437日 |
| 21367 Tintin® 月ロケット | 2025年6月17日 | 2026年4月1日 | 288日 |
| 21370 E.T. the Extra-Terrestrial | 2025年10月30日 | 2026年8月1日 | 275日 |
| 21372 ラ・カトリーナ | 2025年10月30日 | 2026年8月1日 | 275日 |
| 21375 ゴジラ | 2025年6月17日 | 未発表(噂は11月27日) | 9月25日で465日(噂どおりなら528日) |
8作の中央値は356日、いちばん長いスヌーピーの犬小屋でも437日。9月13日の記事で数えたコンペ優勝作4作(325〜463日)と合わせても、ゴジラの465日はどれよりも長い。
同じ日に採用されたTintinの月ロケットは288日で発売され、日本の公式ストアでも¥27,980で在庫がある。なぜゴジラだけ時間がかかっているのかは、公表されていない。
採用日はレゴアイデア公式ブログ(ゴジラとTintin)と、Brick Fanatics・The Brick Bloggerの一覧(ほかの6作)による。発売日はBricksetの登録で、E.T.とラ・カトリーナは発売時の報道と当サイトの過去記事による。

出れば、カタログにあるIdeasでいちばん大きく、いちばん高い
Brimagaのカタログに入っているIdeasの製品(CUUSOO時代を含み、番号だけの空欄を除く)106件をピース数で並べる。
| 製品 | ピース数 |
|---|---|
| 21375 ゴジラ(Bricksetの登録) | 5,364 |
| 21373 Downton Abbey | 4,711 |
| 21356 蒸気船 | 4,090 |
| 21330 ホーム・アローン | 3,955 |
| 21353 ボタニカルガーデン | 3,792 |
5,364が正しければ、ほかの105件のどれよりも多く、10月4日に日本で出るDownton Abbeyより653ピース多い。ドルの参考価格でいちばん高いIdeasは21323 グランドピアノの399.99ドルで、噂の449.99ドルはそれを50ドル上回る。

日本ではいくらになりそうか(試算)
まず、日本の公式ストアにはまだ無い。型番の入った商品ページ(godzilla-21375)は、日本・米国・英国・ドイツの4か国とも「見つかりません」(404)で、同じ形のURLのDownton Abbey(21373)は日米とも開ける。Brimagaが毎朝取り込んでいる日本の公式ストアの棚(9月25日7時50分・1,022件)にも21375は無く、隣の21370〜21373と21376は並んでいる。
日本の価格を占うなら、同じ449.99ドルのセットが日本の棚でいくらかを見るのが早い。
| セット | テーマ | 日本の価格 | 1ドルあたり |
|---|---|---|---|
| 76476 魔法省<コレクターズエディション> | ハリー・ポッター | ¥74,980 | ¥166.6 |
| 42232 Koenigsegg Sadair's Spear メガカー | テクニック | ¥78,980 | ¥175.5 |
| 42172 McLaren P1™ | テクニック | ¥78,980 | ¥175.5 |
同じ449.99ドルでも、日本では¥74,980と¥78,980の2通りに割れている。日本の棚にあるIdeas 29件の1ドルあたりの中央値は¥169.8で、これを449.99ドルに当てると約¥76,400。どちらの値札に寄せても、日本の棚でいちばん高いIdeas(21323 グランドピアノ・¥69,980)を上回る。
試算であって予想ではない。前提の449.99ドル自体が噂だ。「1ドルあたり」は日本の価格(税込)を米国の参考価格(税抜)で割ったもので、為替レートではない(7月29日の記事)。

11月3日に東宝の『ゴジラ-0.0』、その24日後が噂の発売日
東宝の新作『ゴジラ-0.0』(監督・脚本・VFX 山崎貴)は、11月3日(火・祝)に日本で公開される。公式サイトでは9月24日に、全国のIMAX劇場31館での最速上映も発表された。
11月3日は、1954年に初代『ゴジラ』が公開された日で、東宝は2017年にこの日を「ゴジラの日」に定めた。前作『ゴジラ-1.0』も2023年11月3日の公開で、アカデミー賞の視覚効果賞を日本映画として初めて受賞している。
噂どおりなら、日本の映画館に東宝のゴジラがかかっている11月に、海外のレゴの棚にはハリウッド版の姿をしたゴジラが並ぶことになる。
「欲しい」は、噂の翌朝も大きくは動いていない
Bricksetで21375を「欲しい」に登録した人は、8月15日の157から9月25日の270まで、41日で113増えた。StoneWarsの追記は日本時間9月23日の夜(23時ごろ)で、その後の朝の集計は9月24日が+5、9月25日が+2。追記の前の1週間(9月15日〜22日)は1日あたり4件ほど増えていたので、目立った跳ねはない。
「欲しい」はBricksetの利用者が登録した数で、予約数や売れ行きではない。集計は毎朝6時ごろ。今回の噂には写真が付いていない。
コレクター視点:ゴジラの名前が付いたレゴは、これが最初になる
Bricksetで「godzilla」を検索すると、出てくるのはこの21375の1件だけだ(同じ方法で「pokemon」を検索すると36件出るので、検索が働いていないわけではない)。Brimagaのカタログでも、名前にゴジラを含む製品は21375しかない。Bricksetに載っている範囲では、ゴジラの名前を持つレゴの製品は、これが最初になる。
待つあいだに見ておくとよいのは、次の3つだ。
- 米国の商品ページが開くか(今日は404)
- 日本の公式ストアの棚に21375が載るか
- Bricksetにドルの価格と発売日が入るか
日本で買うなら、試算では¥75,000〜79,000前後が目安になる。噂の購入特典(足跡とモスラのタイル)は、出るとしても条件が国ごとに違うことがある(ハロウィン特典の記事)。そして、東宝のゴジラを待っていた人にとって大事な「どの姿になるか」は、正式な発表の写真が出るまで決まらない。
まとめ
- レゴアイデアのゴジラ 21375は、2025年6月17日に製品化が決まり、9月25日で465日たった。発売日も価格も、公式にはまだ出ていない。
- 噂は11月27日発売・449.99ドル・5,364ピース。Bricksetには5,364ピース・18歳以上・399.99ユーロが入っているが、Brimagaのカタログと上流が同じなので裏付けにはならない。
- ファンの作品は、1回目(2021年・不採用)も2回目(2023年・採用)も、作者がハリウッド版(モンスター・ヴァース)のゴジラを元にしたと書いている。
- 同じ回のレビューでジブリの『ハウルの動く城』は不採用。当サイトが確かめたジブリ作品5作は、すべて不採用だった。
- 同じルートで採用されて発売済みの8作は275〜437日で出ており、ゴジラの465日はどれよりも長い。
- 日本の公式ストアにはまだ無い。同じ449.99ドルのセットは日本で¥74,980か¥78,980で、どちらでも日本の棚のIdeasで最高額になる。
- 東宝の『ゴジラ-0.0』は11月3日公開。噂の発売日はその24日後。
※記事中の日本の価格と棚の状態は2026年9月25日(日本時間)にレゴ公式ストア(日本)と当サイトの取り込みで、Bricksetの登録と「欲しい」の数は同日に確認したものです。発売日・ドルの価格・姿・購入特典は噂で、正式な発表で変わる可能性があります。アイキャッチはAIで作ったイメージイラストで、実際の製品ではありません。LEGO、レゴはレゴグループの商標です。「ゴジラ」「GODZILLA」は東宝株式会社の商標です。モンスター・ヴァースの各作品、スタジオジブリの各作品は各権利者に帰属します。本記事はレゴグループ・東宝・各権利者とは関係のない非公式の情報記事です。




















