10月1日、レゴ ポケモンの新作2点が海外で発売される。開くと中に場面が入ったモンスターボール「Iconic Trainer Moments Poké Ball」(72154)と、トレーナーのレッドを大きくした「Up-Scaled Red Minifigure」(40868)だ。米国の公式ストアでは、どちらも10月1日発送の予約を受け付けている。
ただ、日本の公式ストアには、この2点の商品ページが無い。9月28日に、日本を含む15の国と地域の公式ストアで、レゴ ポケモンの大人向けの8点を開いて確かめた。日本・シンガポール・マレーシアは8点とも「ページが見つからない」(HTTP 404)で、韓国・中国・インドなどは8点ともページがあった。
レゴの日本向けメールマガジンは、2026年3月に「現時点では日本国内での発売予定はありません」と書いている。ポケモンは日本で生まれた作品だが、レゴのポケモンは、日本の公式の売り場には並んでいない。
10月1日に出る2点
| 項目 | 72154 Iconic Trainer Moments Poké Ball | 40868 Up-Scaled Red Minifigure |
|---|---|---|
| 米国の価格 | 299.99ドル | 79.99ドル |
| ピース数 | 2,386(箱の印字) | 930 |
| 対象年齢 | 18歳以上 | 10歳以上 |
| 米国の表示 | 予約受付中。10月1日から発送 | 予約受付中。10月1日から発送 |
| 中身 | 開くと下半分にバトルの場面、上半分にオーキド博士の研究所。本棚、コンピューター、小さなモンスターボール3個、ポケモン図鑑のタイル2枚。草の台座で、投げたボールのように飾れる | 赤い帽子、青いズボン、リュック、ピンの付いた赤いベスト。モンスターボールは左右どちらの手にも持たせられる。高さ27cm以上 |
| 付くキャラクター | レッド、オーキド博士、Picnicker、イーブイ、ピカチュウ | ― |
中身は米国の商品ページの説明から取った。72154 のピース数は、海外の媒体やカタログで2,239・2,339と割れていたが、箱の印字と米国の商品説明はどちらも2,386だった。


日本の公式ストアには、大人向けの8点すべてが無い
米国の公式ストアのポケモンのページに並ぶ、大人向けの組み立てセットは8点ある。2月の第1弾3点(72151 イーブイ・72152 ピカチュウとモンスターボール・72153 フシギバナ・リザードン・カメックス)、8月の3点(72150 ゴンベ・72160 ウインディ・72168 レックウザ)、そして10月の2点だ。同じURLで各国の商品ページを開き、ページがある数を数えた。対照として、10月4日発売の PlayStation(72306)は、どの国でもページがあった。
| 国と地域 | 8点のうちページがある数 |
|---|---|
| 日本 | 0 |
| シンガポール | 0 |
| マレーシア | 0 |
| 香港 | 5 |
| 台湾 | 5 |
| 韓国 | 8 |
| 中国 | 8 |
| インド | 8 |
| オーストラリア | 8 |
| ニュージーランド | 8 |
| 米国 | 8 |
| カナダ | 8 |
| 英国 | 8 |
| ドイツ・フランス | 8 |
香港と台湾は、2月の第1弾3点だけがページ無しで、8月以降の5点にはページがあった。第1弾は販売を終えてページが消えた可能性もあるので、この5点から「途中から売り始めた」とまでは言えない。
ページがあることと買えることは別なので、韓国の商品ページを開いてみた。72152 ピカチュウとモンスターボールは ₩279,900 で、「구매 가능」(購入可能)と表示されていた。
日本のスタッズは2025年3月、レゴ ポケモンの特設ページが中国・韓国・インド・香港・マレーシア・シンガポールでも公開されていないと書いていた。9月28日の時点では、このうち中国・韓国・インドは8点とも商品ページがあり、香港は5点。日本・シンガポール・マレーシアは変わっていない。
日本のポケモンのページにあるのは、買えない「スマートプレイ」だけ
日本の公式ストアにも、ポケモンのテーマページ自体はある。9月28日に開くと「12件の商品を表示」で、12件すべてが子ども向けの「スマートプレイ」だった。スマートプレイは8月17日の記事で書いたとおり日本では発売されておらず、9月28日に 72164 の商品ページを開いても購入できない表示だった。大人向けの8点は、このテーマページにも出てこない。
2025年には日本のポケモンの特設ページが一度作られ、その後消えた(スタッズの記事による)。そのURL(/ja-jp/themes/pokemon/about)は、9月28日も404だった。
公式は「現時点では日本国内での発売予定はありません」
日本向けの公式の発言として確認できたのは、レゴの日本向けメールマガジン「LEGO® News」の訂正文だ。2026年3月19日に配信したメールにレゴ ポケモンが載っていたことを詫びる内容で、次のように書かれていた。
申し訳ございませんが、レゴ®Pokémon関連製品について現時点では日本国内での発売予定はありません。
このメールは、受け取った2人が3月21日未明に X に投稿している(1人は画面の画像つき)。Brimaga の受信箱では3月までさかのぼれなかったため、この2件を出典にした。
海外向けの発言もある。レゴは2025年3月の提携発表の後、シンガポールのメディアに対し、レゴ ポケモンは「シンガポールを含む特定の市場」ではレゴから販売されない予定だと答えている(スタッズの記事による)。
提携の相手はポケモンの海外事業を担う「The Pokémon Company International」で、レゴの発表文の末尾には、同社が「アジア以外で」ポケモンのブランドを管理していると書かれている。ただし、韓国と中国ではレゴ ポケモンが売られているので、これだけで日本に無い理由の説明にはならない。日本で売らない理由を、レゴもポケモンも公表していない。
ポケモンの公式ショップ「ポケモンセンターオンライン」で「レゴ」を検索すると、9月28日は0件だった。同じ検索で「ナノブロック」を引くとポケモンのナノブロックの商品が並ぶので、検索が働いていないわけではない。
日本で手に入れるなら並行輸入。出品の多くは米国の定価の2倍前後
日本の公式の売り場が無いので、国内で出回っているのは並行輸入品だ。Brimaga が取り込んでいる国内の通販サイトで、7月から8月に在庫ありで見つかった出品を並べる。
| 型番 | 名前 | 米国の価格 | 国内の出品 | 観測日 | 1ドルあたり |
|---|---|---|---|---|---|
| 72151 | イーブイ | 59.99ドル | ¥19,800/¥20,386 | 8月11日 | 330〜340円 |
| 72152 | ピカチュウとモンスターボール | 199.99ドル | ¥66,220 | 8月11日 | 331円 |
| 72153 | フシギバナ・リザードン・カメックス | 649.99ドル | ¥129,800〜¥214,478 | 7月2日〜8月11日 | 200〜330円 |
7月29日の記事で数えたとおり、日本の公式ストアの値付けは、税抜で換算して1ドルあたり中央値150.6円(税込に直すと約166円)だった。並行輸入の6件のうち4件は1ドルあたり330〜340円で、ちょうどその2倍前後。いちばん安い72153の¥129,800でも約1.2倍だった。
観測は7〜8月と古く、件数も少ない。いまの値段とは違う可能性がある。並行輸入には個人輸入の扱いになる出品もあり、関税や保証の条件は店ごとに違う(8月17日の記事を参照)。出品名に「ポケモンセンター」と入っているものもあるが、日本のポケモンセンターオンラインではレゴを扱っていない(前の節の検索)。
10月1日の72154と40868は、Brimaga の国内の取り込みでは、9月28日の時点で出品が見つかっていない。
世界では「欲しい」の上位にいる
Brickset で「欲しい」に登録している人の数(9月28日朝の集計)。
| 型番 | 名前 | 欲しい | 持っている |
|---|---|---|---|
| 72153 | フシギバナ・リザードン・カメックス | 1,099 | 1,241 |
| 72154 | Iconic Trainer Moments Poké Ball | 1,065 | 53 |
| 72151 | イーブイ | 972 | 2,057 |
| 72152 | ピカチュウとモンスターボール | 774 | 832 |
| 72168 | レックウザ | 709 | 279 |
| 72160 | ウインディ | 631 | 346 |
| 40868 | Up-Scaled Red Minifigure | 622 | 35 |
| 72150 | ゴンベ | 434 | 266 |
まだ発売されていない72154が、8点の中で2番目に多い。「持っている」の53は、発売前にすでに登録している人の数だ。

コレクター視点:日本で買えないレゴは、日本の相場がそのまま並行輸入の値段になる
日本で正規に売られているセットなら、廃番までは公式の定価が相場の物差しになる。レゴ ポケモンにはその物差しが無い。日本の値段は、並行輸入の出品の値段そのもので、7〜8月の出品では、多くが米国の定価の2倍前後だった。
日本の読者が選べるのは、並行輸入で買うか、海外の公式ストアや店舗で買うか、日本での発売を待つかの3つだ。たとえば韓国の公式ストアでは、72152 が購入可能と表示されている。
メールマガジンの文言は「現時点では」で、香港と台湾は途中から商品ページが増えている。Brimaga は日本の商品ページを定点で見ていく。ページが立った日には続報を出す。
まとめ
- 10月1日に海外で発売される72154(2,386ピース・299.99ドル)と40868(930ピース・79.99ドル)は、日本の公式ストアに商品ページが無い。
- 大人向けの8点を15の国と地域で開くと、日本・シンガポール・マレーシアは0点、香港・台湾は5点、韓国・中国・インド・米欧などは8点ともページがあった。
- 日本のポケモンのテーマページは12件すべてが日本で買えないスマートプレイ。ポケモンセンターオンラインでもレゴは0件。
- レゴの日本向けメールマガジンは3月に「現時点では日本国内での発売予定はありません」と書いた。理由は公表されていない。
- 日本で手に入れる道は並行輸入が中心で、7〜8月の出品6件のうち4件は米国の定価の2倍前後(1ドルあたり330〜340円)だった。
※記事中の情報は2026年9月28日15時台(日本時間)の実測です(国内の出品は7〜8月の観測)。
※ LEGO(R)、レゴ(R)はレゴグループの商標です。Pokémon・ポケモン・ポケットモンスターは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。その他の名称は各権利者の商標です。本記事はレゴグループおよび各権利者が後援・許諾・承認するものではない、非公式の情報記事です。















