9月1日(現地)、ワーナー・ブラザースの公式サイト Wizarding World が配信した「Back to Hogwarts Showcase 2026」の中で、レゴグループが HBO ドラマ版『ハリー・ポッター』を元にした新しいコレクションを出すことが確定しました。映ったのは16秒のティーザーだけで、セットの名前も数も価格も発売日も出ていません。それでも、2001年から25年間ずっと映画を元にしてきたレゴ(R)ハリー・ポッターにとって、軸足が別の映像作品に移る最初の告知です。
この記事では、①ティーザーで分かったことと分かっていないこと、②Brickset と自社カタログに並ぶ2027年の空番号、③日本の公式ストアにいま並んでいる映画版24本の終了予定、④7年続いたアドベントカレンダーの空白、⑤ドラマの日本での配信先、を9月4日時点の実測で並べます。
画像について。ティーザーの画面写真は本記事では使っていません(公式のプレス画像として配布されたものではないため)。冒頭の画像は AI による生成イメージで、本文の製品画像は Brimaga のカタログにある公式画像です。
16秒で分かったこと・分かっていないこと
Wizarding World の公式記事は、この件を「HBO オリジナル・シリーズが独自のレゴ(R)コレクションを得る。これまで見せたのは小さなティーザーだけ」と書いています。Brickset によればティーザーは配信の36分24秒あたり、PROMOBRICKS によれば長さは16秒です。
| 項目 | 状態(9月4日時点) |
|---|---|
| 新コレクションの存在 | 確定(Wizarding World 公式記事・9月1日) |
| 映った物 | ブロックで組んだ新ロゴ(HBO ORIGINAL の表記つき)と、その上に乗ったミニフィグ3体 |
| 3体の顔 | ハリー=ドミニク・マクラフリン、ロン=アラステア・スタウト、ハーマイオニー=アラベラ・スタントン(ドラマの新キャスト) |
| 3体の造形 | ハリーはグリフィンドールの制服、ロンとハーマイオニーは私服、脚は短いタイプ、ロンとハーマイオニーは新しい髪パーツ(Brick Fanatics・StoneWars の報道) |
| セット名・数・価格・発売日 | 未発表 |
| 発売時期の見立て | Brickset「おそらく2027年1月」、PROMOBRICKS「2027年初頭」(いずれもメディアの見立て。公式は時期を言っていない) |
ロゴそのものも作り直されています。StoneWars は「以前と比べてわずかに調整された新しいハリー・ポッターのロゴ」と書いており、映画版の稲妻つきロゴを踏襲しつつ、ドラマ版の書体に寄せた形です。
Brickset には2027年の番号が6つ、名前はまだ無い
ティーザーには番号が出ませんが、カタログ側には先に痕跡があります。Brickset のハリー・ポッター テーマには、9月4日時点で 2027年の番号が6つ(30751・76479・76481・76482・76483・76492)並んでいて、全部が名前なしの空行です。
Brimaga のカタログにも同じ6つが入っています。76479 と 76483 は7月10日、30751 は7月29日に登録され、76481・76482・76492 の3つは今朝(9月4日 6時02分)の同期で入ったばかりです。8月14日の記事で書いたとおり、2027年の番号はまとめて空欄で入り、後から名前と数値が埋まっていきます。
海外メディア(Brick Fanatics・Hoth Bricks)は、このうち3つを「2027年1月の第1弾」として名指しで報じています。
| 番号 | 噂されている内容(英語名の直訳) | 扱い |
|---|---|---|
| 30751 | ネビルの薬草学の授業(ポリバッグ) | 噂 |
| 76479 | ハリーとドビーの出会い | 噂 |
| 76483 | ホグワーツ城での1年生 | 噂 |
Brickset は Brimaga の取り込み元のひとつです。自社カタログに同じ番号があることは、噂の裏付けにはなりません(同じ上流を2か所で見ているだけ)。ここで言えるのは「カタログ運用側に2027年の番号が6つ存在する」ことまでで、それが何の製品かは保証しません。
25年、レゴのハリー・ポッターは映画を元にしてきた
レゴ(R)ハリー・ポッターは、映画第1作が公開された2001年に始まりました。Brickset の年別一覧に製品があるのは 2001〜2005年、2007年、2010〜2011年、2018年以降で、途中に3度の空白(2006年、2008〜2009年、2012〜2017年)があります。

Brickset のサブテーマ分類を見ると、この25年の軸がそのまま出ています。区分の名前が映画の題名になっているからです。
| サブテーマ(Brickset) | 登録数 |
|---|---|
| 賢者の石 | 34 |
| 秘密の部屋 | 27 |
| アズカバンの囚人 | 24 |
| 炎のゴブレット | 12 |
| 不死鳥の騎士団 | 5 |
| 謎のプリンス | 5 |
| 死の秘宝 | 9 |
| ファンタスティック・ビースト | 2 |
(9月4日時点。プロモーション品・ギア類を含む Brickset の登録数)
この8区分のほかに Hogwarts Moments、Book Nook、Seasonal、Promotional などの区分がありますが、映画以外の映像作品を元にした区分はありません。ドラマ版のコレクションが出れば、この分類に25年ぶりの新しい軸が足されることになります。

日本の棚にある映画版は24本。13本は2027年末まで残る予定
では、いま売られている映画版はどうなるのか。レゴ公式ストア(日本)のハリー・ポッターの棚を9月4日に全部開くと、キーリングを除いて 24本が並んでいました。
| 状態(9月4日) | 本数 |
|---|---|
| 在庫あり | 18 |
| 入荷待ち(9月10日〜10月23日に再入荷予定) | 4 |
| 在庫切れ | 2 |
在庫切れの2本は 76435 ホグワーツ城:大広間(¥27,980)と 76460 組分け帽子の儀式(¥2,480)。入荷待ちは 76437 隠れ穴<コレクターズエディション>(¥45,980・10月23日)、76466 賢者の石 コレクターズエディション(¥27,980・9月10日)、76478 ブックスタンド:ダンブルドアの校長室(¥19,980・10月8日)、76442 呪文学(¥2,980・10月13日)です。
この24本を Brickset の終了予定日で分けると、次のようになります。
| 終了予定日 | 本数 | 主な製品 |
|---|---|---|
| 2026年7月31日(過ぎている) | 1 | 76435 大広間(在庫切れ) |
| 2026年12月31日 | 5 | 76437 隠れ穴 CE、76419 ホグワーツ城全貌、76450 ブックスタンド:ホグワーツ特急、76447 飛行レッスン、76445 薬草学 |
| 2027年7月31日 | 3 | 76454 メインタワー、76471 夜の闇横丁の店、76475 エクスペクト・パトローナム |
| 2027年12月31日 | 13 | 71043 ホグワーツ城、76473 東棟、76444 ダイアゴン横丁、76466 賢者の石 CE、76478 ダンブルドアの校長室 ほか |
| 予定日なし | 2 | 76476 魔法省 CE、40975 ホグワーツ城<ミニ> |
終了予定日は半期の末日に丸められた見積りで、「その日に消える」ではありません(7月20日の記事で扱った4段階の話)。それでも、24本のうち13本が2027年12月31日、つまり ドラマ版の第1弾が出たあとも1年は映画版が棚に残る見込みで並んでいることは読めます。映画版とドラマ版は、当面は同じ棚に同居します。

映画版の直近の大型セットは、9月1日に日本で発売された 76476 魔法省<コレクターズエディション>(¥74,980・3,491ピース)です。8月29日の記事で書いたホグワーツの新学期企画は9月6日まで続いていて、映画版の棚に一番お金が集まるタイミングで、ドラマ版の告知が重なった形です。
7年続いたアドベントカレンダーが、2026年は無い
もう一つ、映画版の棚で動いたものがあります。ハリー・ポッターのアドベントカレンダーは 2019年の 75964 から 2025年の 76456 まで 7年連続で出ていました(75964・75981・76390・76404・76418・76438・76456)。

2026年版は、9月4日時点で Brickset にも、日本の公式ストアの棚にもありません。Brickset に登録されている2026年のアドベントカレンダーは5本(シティ・フレンズ・ディズニー・マーベル・スター・ウォーズ)で、日本の棚の5本(10月5日発売・4本は予約受付中)と同じ顔ぶれです。マインクラフトも2025年の 21280 を最後に無く、マーベルは2025年を空けて戻ってきました。
ハリー・ポッター版が無い理由は公表されていません。ドラマ版への切り替えと関係があるかは、いまの材料からは言えません。言えるのは、2026年のホリデーシーズンに「新しいハリー・ポッターのレゴ」が出ないまま、12月25日にドラマが始まる、という並びだけです。
同じ日に出たもう一つの告知:Switch 2 の『レゴ ハリー・ポッター コレクション』
Showcase では、ゲームの『レゴ(R) ハリー・ポッター コレクション』が Nintendo Switch 2 に来ることも告知されました。こちらは映画8作を元にした2本(第1章〜第4章/第5章〜第7章)のリマスター合本で、日本ではセガが9月2日にプレスリリースを出しています。
| 項目 | 内容(セガ・9月2日) |
|---|---|
| ダウンロード版 | 2026年10月16日 |
| パッケージ版 | 2026年10月29日 |
| 価格 | ¥5,980(税抜)/¥6,578(税込) |
| 収録 | 第1章〜第4章(2011年に国内発売)と、日本では未発売だった第5章〜第7章、DLC のキャラクターパック・呪文パック |
ミニフィグの顔はドラマ版に切り替わっても、映画版のレゴの資産はゲームの形で続く、ということです。
ドラマの日本での配信先:Hulu と Prime Video
ドラマ本編は、米国では12月25日に HBO と HBO Max で始まります(シーズン1は『賢者の石』・全8話)。日本の配信先は、9月に入ってから固まりました。
| 配信先 | 内容 |
|---|---|
| Hulu | 10月1日から「HBO Max on Hulu」を追加料金なしで開始。ドラマは「12月下旬」に配信予定(Hulu・9月1日) |
| Prime Video | 10月1日から追加サブスクリプションとして「HBO Max」チャンネルを提供(スタンダード月額¥1,000・プレミアム月額¥1,400、税込)。ドラマは「クリスマス」に配信予定(オリコン・9月3日) |
| U-NEXT | 9月30日で「HBO Max」ブランドの展開を終了(オリコン・9月3日) |
映画版8作を配信している U-NEXT が外れ、ドラマ版は Hulu と Prime Video に分かれる。レゴの棚と同じで、配信の側でも映画版とドラマ版で入口が変わります。
コレクター視点:2027年1月までに見ておくもの
映画版のミニフィグは「作られなくなる側」に回る。 ドラマ版のコレクションが始まれば、ダニエル・ラドクリフたちの顔をした映画版ミニフィグは新規に作られにくくなります。ただし相場の話を先回りするのは早い。上の表のとおり、映画版24本の大半は2027年末まで棚に残る予定で、供給が細るのはその先です。いま手元にあるセットの価値が動くとしても、2027年中の話ではないと見ています。
見ておくのは3つ。 ①2026年12月31日が終了予定の5本(隠れ穴 CE・ホグワーツ城全貌・ホグワーツ特急のブックスタンド・飛行レッスン・薬草学)が、年内に「まもなく廃番」の表示に変わるか。②2027年1月の第1弾が日本の公式ストアに同時に載るか、載るなら価格はいくらか(米国定価が出た時点で、Brimaga の日本価格の分析を当てて試算します)。③今朝入った3つを含む6つの空番号に、いつ名前が付くか。Brimaga の発売カレンダーは日本の公式ストアの「近日発売」を毎日見ているので、載った日に拾えます。
25年ぶんの棚が、今週から少しずつ動き始めました。次に動くのが番号なのか、在庫表示なのか、価格なのかを、このサイトで追いかけます。
※ LEGO(R)、レゴ(R)はレゴグループの商標です。HARRY POTTER、WIZARDING WORLD の名称・キャラクター等は Warner Bros. Entertainment Inc. および関係各社の商標です。HBO、HBO Max は Home Box Office, Inc. の商標です。本記事はレゴグループおよび各権利者が後援・許諾・承認するものではない、非公式の情報記事です。 ※ 2027年の番号に関する内容は未発表の噂を含み、正式発表で変更されることがあります。 ※ 在庫状態・終了予定日・価格・配信日は2026年9月4日時点の観測です。




























