レゴが8月26日、レゴ(R)スター・ウォーズ(TM) 75457「エグゼクター スーパー・スター・デストロイヤー(TM)」を発表しました。6,130ピース、18歳以上、全長136cm。ダース・ベイダーの旗艦が、2011年の 10221 以来15年ぶりにアルティメット・コレクター・シリーズ(UCS)に戻ってきます。
日本の情報はもう出ています。8月27日にレゴ公式ストア(日本)を開いたところ、税込¥129,980・「近日発売:2026年10月4日」でした。レゴ Insiders 会員の先行販売は10月1日からです。
Brimagaが持っているのは、この新作の数字だけではありません。初代の 10221 は、Brimagaのカタログで「欲しい」が全セット中3位(13,159人)です。スター・ウォーズに限れば1位で、年内で終わると先週書いた 75192「ミレニアム・ファルコン」(10,629人)よりも上にいます。15年ものあいだ、スター・ウォーズでいちばん欲しがられ続けてきたセット ── その後継が出る、という話です。
「欲しい」「持っている」はBricksetのユーザー登録数で、出荷数でも売上でもありません。日本の価格・在庫・発売日はすべて2026年8月27日にレゴ公式ストア(日本)の商品ページで実測した値です。米ドル定価とインフレ調整後の参考価格はBricksetによります。
確定しているスペック(日本)
| 項目 | 75457 エグゼクター |
|---|---|
| 日本価格 | 税込¥129,980 |
| 日本の発売日 | 2026年10月4日(Insiders先行は10月1日) |
| ピース数 | 6,130(箱の印字も 6130 pcs) |
| 全長 | 136cm = レゴ スター・ウォーズで歴代最長 |
| ミニフィギュア | 7体 |
| 対象年齢 | 18歳以上 |
| 海外定価 | $799.99 / £649.99 / €749.99・10月1日 |
| 店頭のバッジ | 「限定」「新着」 |
全長136cmは、レゴ自身が日本語の商品説明で「レゴ(R)スター・ウォーズ(TM) シリーズ歴代最長モデル」と書いています。初代 10221 が124.5cmだったので、11.5cm伸びたことになります。
15年で1ピースあたりはどうなったか ── 名目と実質で向きが逆になる
ここが今回いちばん確かめたかったところです。初代と新作を1ピースあたりで並べます。
| 10221(2011年) | 75457(2026年) | 変化 | |
|---|---|---|---|
| ピース数 | 3,152 | 6,130 | 1.95倍 |
| 全長 | 124.5cm | 136cm | 1.09倍 |
| 米国定価(名目) | $399.99 | $799.99 | ちょうど2.00倍 |
| 米国定価(インフレ調整後) | $552 | $799.99 | 1.45倍 |
| 1ピース単価(名目) | 12.69セント | 13.05セント | +2.8% |
| 1ピース単価(実質) | 17.51セント | 13.05セント | -25.5% |
| ミニフィギュア | 5体 | 7体 | +2体 |
名目では2.8%高く、インフレ調整後では25.5%安い。 同じ2つのセットを比べているのに、物差しを変えると向きが逆になります。
初代の$399.99は、Bricksetのインフレ調整後の参考価格で米ドルにして$552相当です。ここから割ると1ピース17.51セントで、新作の13.05セントはそれより4分の1ほど安い計算になります。「レゴは高くなった」も「昔より安くなった」も、どちらも半分しか当たっていません。
世代をまたいで価格を比べるときは、名目の値だけで結論を出さないほうが安全です。Brimagaは8月22日の記事でも同じ検算をして、初代ファルコンとの比較で結論が逆になったことを書きました。今回もまったく同じことが起きています。

日本でいま買えるUCS旗艦3本と並べる
同じ物差しを、日本の公式ストアで実際に買える(または予約できる)UCS旗艦に当てます。8月27日に3本とも商品ページを開いて、価格と在庫表示を直接確認しました。
| セット | ピース | 日本価格 | 1ピース | 米ドル | 1ピース | 状態 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 75457 エグゼクター | 6,130 | ¥129,980 | 約¥21.20 | $799.99 | 13.05c | 近日発売(10/4) |
| 75192 ファルコン | 7,541 | ¥149,980 | ¥19.89 | $849.99 | 11.27c | 在庫あり・上限5 |
| 75419 デス・スター | 9,023 | ¥174,980 | ¥19.39 | $999.99 | 11.08c | 在庫あり・上限3 |
3本のなかで、いちばん安いのにいちばん単価が高いのがエグゼクターです。円で見てもドルで見ても順位は同じで、通貨を変えても入れ替わりません。
ただし、日本の読者にはもう1つの見方があります。1ドルあたりの日本価格で並べると向きが変わります。
| セット | 1ドルあたりの日本価格 |
|---|---|
| 75457 エグゼクター | 約¥162.5 |
| 75419 デス・スター | ¥175.0 |
| 75192 ファルコン | ¥176.4 |
エグゼクターは3本でいちばん低く、7月に現行105セットで出した中央値¥165.6も下回っています。ピース単価では割高な側なのに、ドルに対する円の乗り方はいちばん軽い ── 値付けの評価は、どの物差しを使うかで変わります。


銘板に「19 km」と書いてある ── 縮尺は約1万4千分の1
UCSのセットには黒い銘板が付きます。公式製品画像を拡大して読むと、こう印字されています。
| 銘板の記載 | 内容 |
|---|---|
| Manufacturer | Kuat Drive Yards |
| Affiliation | Galactic Empire |
| Class | Modified Executor-class Star Dreadnought |
| Length | 19 km |
| Armament | 4連装レーザー砲250基、大型ターボレーザー750基ほか |
設定上の全長19kmを、136cmのモデルに落としているので、縮尺はおよそ1:14,000です。初代 10221 は124.5cmなので約1:15,300でした。15年で、1万5千分の1が1万4千分の1になったという差です。

セットには本体のほかに、同じ縮尺のスター・デストロイヤーが1隻付きます。海外のプレスリリースによれば、そこには1×1の丸タイルに乗ったミレニアム・ファルコンまで添えられているとのことで、エグゼクターの大きさを実感させるための仕掛けになっています。
ミニフィギュア7体 ── レゴ自身が「シリーズ初」と書いている
日本語の商品説明には、こうあります ── ダース・ベイダーのほか、『帝国の逆襲』に登場した賞金稼ぎたち(ボバ・フェット、デンガー、ボスク、IG-88、4-LOM、ザッカス)が「一堂に揃ったのは、レゴ(R)スター・ウォーズ(TM) シリーズ初」。
本体とは別に、ミニフィギュアの縮尺でエグゼクターの艦橋が組めるようになっていて、ベイダーが6人の賞金稼ぎと対面するあの場面を再現できます。IG-88には新規造形の頭部が使われるとプレスリリースに書かれています。
初代 10221 のミニフィギュアは5体(うち3体がこのセット限定)でした。大型ディスプレイモデルにフィギュアの見せ場を1つ足すという設計の違いが、15年で起きた変化のもう1つです。
国内モールの現状:初代は今週1件も在庫がない
Brimagaが持っている国内モールの出品データを見ます(在庫あり・直近1週間以内に確認できたものだけ)。
| セット | 在庫ありの出品 | 最安 |
|---|---|---|
| 10221(2011年・販売終了) | 0件 | - |
| 75192 ファルコン | 8件 | ¥134,588(公式より約10%安い) |
| 75419 デス・スター | 1件 | ¥174,950(公式より¥30安い) |
| 75457 エグゼクター | 0件(未発売) | - |
「欲しい」全体3位の初代は、今週の日本のモールに在庫のある出品が1件もありませんでした。 Bricksetが出している新品の現在価値は約¥207,655で、これは新作の日本価格¥129,980の約1.6倍にあたります。15年前に$399.99だったセットが、いまは後継の新品より6割高い、という関係です。
出品0件は「日本で1つも売られていない」ではなく「Brimagaが今週の在庫として捕捉できていない」という意味です。中古市場やオークションは対象外です。また 75192 の最安は、機械的に取ると¥9,300という値が出ますが、これはレイア姫のミニフィギュア単体の出品が型番一致で本体に紐付いたものです(同じ誤りは8月8日・8月22日にも出ています)。表の¥134,588は、それを除いた実際の本体の最安です。
コレクター視点:この発表から読めること、読めないこと
読めること
- 日本価格¥129,980と発売日10月4日は確定している(レゴ公式ストアの商品ページに出ている)
- 1ピースあたりは、いま日本で買える3本のUCS旗艦のなかでいちばん高い。ただし総額はいちばん安い
- 初代との比較は、名目なら微増、インフレ調整後なら25%の値下げ。物差しで向きが変わる
- 初代の新品は、いま後継の新品より高い水準にある
読めないこと
- 販売期間は分かりません。 初代 10221 は約3年4か月(2011年9月〜2014年12月)で終わり、75192 は約9年2か月続く見込みです。同じUCSの旗艦でも3倍近い開きがあるので、「何年売られるか」は今の時点では読めません
- 廃番後に値上がりするかも分かりません。初代が高くなっているのは事実ですが、7月に書いたタワーブリッジの例のように、長く大量に売られたセットは廃番後も伸びにくいというデータもあります。販売期間が決まるまでは判断できません
急いで買う理由があるとすれば、それは値上がり期待ではなく在庫と上限のほうです。同じUCS旗艦の 75419 は購入上限3、75192 は上限5が設定されています。エグゼクターにも「限定」バッジが付いているので、供給が絞られる可能性はあります。
15年前、初代のエグゼクターは3年ちょっとで棚から消えました。それから今日まで、Brimagaのカタログでこのセットより欲しがられているのは、カフェコーナーとグリーングローサーという2つのモジュラー建物だけです。
10月4日、その席がようやく埋まります。11.5cm長くなり、ピースは倍近くになり、ミニフィギュアは2体増えて、1ピースあたりの実質価格は4分の1安くなって。
※ LEGO(R)およびレゴは、レゴグループの商標です。STAR WARS および関連する名称は Lucasfilm Ltd. の商標です。本記事はレゴグループおよび権利者とは関係のない、非公式の情報記事です。価格・在庫・発売日は2026年8月27日時点でレゴ公式ストア(日本)にて確認した値で、変更されることがあります。「欲しい」「持っている」はBricksetのユーザー登録数であり、出荷数・売上ではありません。









