9月15日の夜、レゴ アイコンの新作「ホリデーハウス」(11387)が正式に発表された。毎年10月にひとつだけ出るウィンタービレッジコレクションの2026年版で、海外のレゴ専門媒体3社がほぼ同時に記事を出している。
そして翌朝、日本時間9月16日7時50分のBrimagaの取り込みで、日本のレゴ公式ストアの棚にこのセットが初めて現れた(前日の取り込みには無かった。ストア側がいつ掲載したかは分からない)。Brimagaが毎朝取っている日本の棚1,024件のうち、過去30時間に増えたのはこの1件だけだ(9月16日12時16分時点)。価格は¥18,980(税込)、表示は「近日発売:2026年10月4日」。
確定スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | ホリデーハウス(Holiday House) |
| 型番 | 11387(レゴ アイコン/ウィンタービレッジコレクション) |
| ピース数 | 1,354(箱の表にも 18+|11387|1354 pcs と印字) |
| ミニフィギュア | 4体(ほかに白い馬・そり・スノーマン) |
| 日本価格 | ¥18,980(税込) |
| 海外定価 | 119.99ドル/99.99ポンド/109.99ユーロ |
| 一般発売 | 2026年10月4日(日) |
| 先行販売 | 2026年10月1日(木)・レゴ Insiders会員 |
| 本体サイズ | 21 × 28 × 14cm(Brickset) |
| 箱サイズ | 38.2 × 26.2 × 9.4cm |
| 対象年齢 | 18歳以上 |
| その他 | ライトブロック入り(電池同梱)・日本のページには「限定」バッジ |

9月16日12時16分時点で、日本のページにこの商品の購入ボタンは出ていない。ページ内に「バッグに入れる」はいくつも並んでいるが、要素を確認するとどれもページ下部のおすすめ枠のもので、商品自身の購入導線ではない。いっぽう、同じ10月4日発送で日本価格も同じ¥18,980のアベンジャーズ「新アベンジャーズタワー」(76352)は、今朝の取り込みの時点で予約受付中だった。同じ日に出る同じ値段のセットでも、予約できるものとできないものがある。
「10月1日から」と書いてある記事があるのはなぜか
海外の記事にはレゴのプレスリリースがそのまま載っていて、そこには「10月1日からLEGO.comで」と書かれている。ところが、日米どちらのストアも表示は10月4日だ。
| 出どころ | 書かれている日付 |
|---|---|
| レゴのプレスリリース(媒体が転載) | 10月1日から LEGO.com で |
| レゴ公式ストア(米国) | Coming soon on October 4, 2026 |
| レゴ公式ストア(日本) | 近日発売:2026年10月4日 |
| 同・日本のページの告知文 | 「先行販売は10月1日に開始です」(レゴ Insidersの登録が条件) |
10月1日はレゴ Insidersの先行販売の初日で、誰でも買えるようになるのが10月4日。日米で同じ表示なので、日本だけ発売が遅いわけではない。
ちなみに、Bricksetに販売期間が載っている歴代17作のうち16作は10月1日に販売を開始している(例外は2022年のクリスマスの街で、10月3日)。「10月1日に始まる」という恒例は、今年は先行販売という形で残っていることになる。
中身 ── 街灯の標識は「Jingle Ln.」
レゴの商品説明は、このセットを「ジングルベル」の世界をモチーフにしたものだと説明している(日本語ページ・英語ページとも)。公式画像を拡大すると、街灯にぶら下がった標識には Jingle Ln.(ジングル通り)と印字されていた。

歴代のウィンタービレッジは、おもちゃ屋・パン屋・郵便局・駅・消防署・市場・山荘と、建物の役割で名前が付いてきた。曲を出発点にしたと公式が説明するのは、少なくとも名前の付き方としては毛色が違う。正面に金色の鈴が下がっているのも、モチーフを考えると読み解きやすい。

家は2階建てのビクトリア様式。プレスリリースによれば、室内には暖炉・蓄音機・ダイヤル式の電話・マントルクロックが入り、杖飴、プレゼント、靴下、パンプキンパイといった小物が添えられる。ツリーは別に組み立てて家の中にも置ける構造で、ライトブロックを点けると1階と2階の窓ごしに光る。

そりを引くのは白い馬で、そりからは棒の先に付いたニンジンが馬の鼻先に垂らされている。そりを押すと馬が動く仕掛けだ。

歴代18作の値段 ── 99.99ドルの時代が終わったのは、今年ではなく去年
Bricksetでウィンタービレッジコレクションの全作を並べると、2009年から18作になる。
| 年 | 型番 | セット名 | ピース | フィグ | 米国定価 | 1ピース単価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2009 | 10199 | 冬のおもちゃ屋さん | 815 | 7 | 59.99ドル | 7.4セント |
| 2010 | 10216 | ウィンターヴィレッジ・ベーカリー | 687 | 7 | 54.99ドル | 8.0セント |
| 2011 | 10222 | ウィンターヴィレッジ・ポストオフィス | 822 | 7 | 69.99ドル | 8.5セント |
| 2012 | 10229 | ウィンターヴィレッジ・コテージ | 1,490 | 8 | 99.99ドル | 6.7セント |
| 2013 | 10235 | ウィンターヴィレッジ・マーケット | 1,261 | 9 | 99.99ドル | 7.9セント |
| 2014 | 10245 | サンタの工房 | 883 | 6 | 69.99ドル | 7.9セント |
| 2015 | 10249 | 冬のおもちゃ屋さん | 898 | 8 | 79.99ドル | 8.9セント |
| 2016 | 10254 | クリスマス・トレイン | 734 | 5 | 99.99ドル | 13.6セント |
| 2017 | 10259 | ウィンターヴィレッジ・ステーション | 902 | 5 | 79.99ドル | 8.9セント |
| 2018 | 10263 | ウィンターヴィレッジ・ファイヤーステーション | 1,166 | 8 | 99.99ドル | 8.6セント |
| 2019 | 10267 | ジンジャーブレッドハウス | 1,477 | 2 | 99.99ドル | 6.8セント |
| 2020 | 10275 | エルフのクラブハウス | 1,197 | 4 | 99.99ドル | 8.4セント |
| 2021 | 10293 | サンタがやってくる | 1,445 | 4 | 99.99ドル | 6.9セント |
| 2022 | 10308 | クリスマスの街 | 1,514 | 6 | 99.99ドル | 6.6セント |
| 2023 | 10325 | アルプスの山荘 | 1,517 | 5 | 99.99ドル | 6.6セント |
| 2024 | 10339 | サンタクロースの郵便局 | 1,440 | 5 | 99.99ドル | 6.9セント |
| 2025 | 10361 | ホリデー特急 | 956 | 4 | 129.99ドル | 13.6セント |
| 2026 | 11387 | ホリデーハウス | 1,354 | 4 | 119.99ドル | 8.9セント |
日本語のセット名は、レゴ公式の「ウィンタービレッジコレクション」ページに載っている2009〜2024年の表記をそのまま使った。2025年以降は日本の公式ストアの表記による。
ここから読めることが3つある。
- 2018年から2024年まで、7作続けて99.99ドルだった。値札が動かないまま7年が過ぎている。
- その枠が外れたのは2025年。列車のホリデー特急が129.99ドルで、いきなり30ドル上がった。今年の119.99ドルは、そこから10ドル下がった値段だ。
- 1ピースあたりは重くなった。2022年・2023年の6.6セントに対し、今年は8.9セントで約1.3倍。ピース数は2023年より163個少なく、値段は20ドル高い。
Bricksetのインフレ調整後の参考価格(RRP INFLATED)は、ウィンタービレッジのどのセットにも付いていない。この比較は名目の金額であって、物価の変動を加味したものではない。
もうひとつ、この路線は終わり方も揃っている。販売終了はすべて12月31日で、販売期間は1年3か月が5作、2年3か月が10作、3年3か月が1作(2016年のクリスマス・トレイン)。※販売期間が確定している16作について。
なお、建物が主役のセットは2年ぶりになる。2024年のサンタクロースの郵便局のあと、2025年は列車だったからだ。

日本の値段 ── 119.99ドルの3本が、1円まで同じ
日本の棚には、同じ119.99ドルのセットがすでに2本ある。
| 型番 | セット名 | ピース | 日本価格 | 1ピースあたり |
|---|---|---|---|---|
| 11383 | 町長の館 | 1,420 | ¥18,980 | 13.4円 |
| 11387 | ホリデーハウス | 1,354 | ¥18,980 | 14.0円 |
| 11372 | 秋のコテージガーデン | 1,102 | ¥18,980 | 17.2円 |
3本とも1円まで同じ¥18,980。税抜に直して1ドルあたりに換算すると143.8円になる。今日あらためて測ると、日本の棚で日米の定価が揃う975本の中央値は150.6円(四分位136.3〜154.4円)だった。7月29日の全数分析で書いたとおり日本価格は一定のレートで出てくるわけではないが、この3本については上乗せは軽いほうに入る。
¥18,980という値札は日本の棚に13本あり、そのなかで1ピースあたり14.0円は3番目に安い(1位はサッカーボールの12.7円、2位が町長の館の13.4円)。
去年のホリデー特急(10361)は¥19,980(129.99ドル・税抜換算139.7円)だったので、日本では1,000円安くなった計算になる。
10月4日は8本が重なっている
日本の棚で10月4日に紐づいている製品は、今日の時点で8本ある。
| 型番 | セット名 | 日本価格 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 75457 | エグゼクター スーパー・スター・デストロイヤー | ¥129,980 | 近日発売 |
| 21373 | Downton Abbey | ¥52,980 | 近日発売 |
| 72306 | PlayStation | ¥27,980 | 近日発売 |
| 76352 | アベンジャーズ/ドゥームズデイ 新アベンジャーズタワー | ¥18,980 | 予約受付中 |
| 11387 | ホリデーハウス | ¥18,980 | 近日発売 |
| 76348 | 名場面コレクション:アベンジャーズ/ドゥームズデイ | ¥16,980 | 予約受付中 |
| 76347 | アベンジャーズ/ドゥームズデイ クインジェット | ¥9,980 | 予約受付中 |
| 40880 | アベンジャーズ/ドゥームズデイ ヒーローとヴィラン | ¥6,480 | 近日発売 |
さらに10月1日には16本が並ぶ(うち5本がアドベントカレンダー)。ダウントン・アビー 21373も9月に出そろったクリスマスの小物も同じ時期なので、10月頭のレゴのオンラインストアはかなり渋滞する。
コレクター視点:棚から消えたあとの日本価格
歴代18作のうち、日本のレゴ公式ストアの棚に残っているのは2025年のホリデー特急1本だけで、それも「ただいま在庫切れ」だった(9月16日12時16分時点)。2009年から2024年までの16作は、公式の棚には1本も無い。
参考までに、Brimagaが取り込んでいる国内モールの「在庫あり」出品のうち、最も安かったものを並べる。
| 型番 | セット名 | 米国定価 | 国内モール最安 | 観測日 |
|---|---|---|---|---|
| 10254 | クリスマス・トレイン | 99.99ドル | ¥39,700 | 7月28日 |
| 10267 | ジンジャーブレッドハウス | 99.99ドル | ¥30,601 | 7月29日 |
| 10339 | サンタクロースの郵便局 | 99.99ドル | ¥29,805 | 7月18日 |
| 10293 | サンタがやってくる | 99.99ドル | ¥28,860 | 8月2日 |
| 10275 | エルフのクラブハウス | 99.99ドル | ¥27,478 | 8月1日 |
| 10308 | クリスマスの街 | 99.99ドル | ¥20,780 | 8月5日 |
| 10325 | アルプスの山荘 | 99.99ドル | ¥20,000 | 7月23日 |
この表の金額は、価格の取り込み巡回が最後にそのセットに当たった日の値で、今日の最安ではない。直近1週間に観測できた在庫あり出品はこの7本で0件だった。取りこぼしもあるので、「日本でこの値段でしか買えない」という意味でもない。
それでも、販売終了から9か月〜7年近くたったこの路線のセットが日本のモールで2万円台から4万円近くを付けていて、新作が¥18,980という位置関係は見ておく価値がある。値上がりを約束するデータではない(ウィンタービレッジは毎年出る恒例の路線で、供給が細い限定品とは条件が違う)。ただ、公式の棚から消えるのが早い路線ではある ── 7月に20セットを追いかけたときは、終了予定日より前に一覧から外れたものが20件中7件あった。
発表の翌日にあたる今日の時点で、Bricksetのウィッシュリスト登録は137人。所有数はまだ取り込めていない。去年のホリデー特急は1,539人だが、こちらは1年ぶんの時間が積み上がった数字なので、そのまま比べられるものではない。
まとめ
- レゴ アイコン 11387「ホリデーハウス」は日本で¥18,980(税込)・10月4日発売。1,354ピース、ミニフィグ4体、ライトブロック入り。製品ページ
- プレスリリースの「10月1日から」はレゴ Insidersの先行販売の初日。日米ともに一般発売は10月4日で、日本だけ遅いわけではない。
- 9月16日12時16分時点で、日本のページに購入ボタンはまだ無い。
- 歴代18作を並べると、99.99ドルが7年続いたあと、2025年に129.99ドルへ上がっていた。今年はそこから10ドル下がった119.99ドル。1ピースあたりでは2022〜2023年の約1.3倍。
- 日本では同じ119.99ドルの3本が1円まで同じ¥18,980。税抜換算143.8円/ドルは、棚の中央値150.6円より軽い。
※記事中の数値は2026年9月16日12時16分(日本時間)時点の実測です。価格・発売日・在庫はレゴ公式ストアの表示が正となります。































