9月5日の深夜(日本時間)、ドラゴンボールのレゴ(R)の噂に、初めて「写真」が付きました。Instagram 発のリーク画像が X で広がり、写っていたのはオレンジ色の道着に尻尾のある、少年期の悟空のミニフィグ。海外メディアは、11月に噂されている神龍のセット 11390 に付くものだと伝えています。
8月16日の記事で、この番号のことを「カタログにあるのは『2026年』と『アイコン』の2行だけ」と書きました。今回はその続きです。結論を先に書くと、リーク画像の中身は増えたのに、カタログ側は3週間前から1文字も動いていません。そして日本の公式ストアで「ドラゴンボール」を検索しても、出てくるのはニンジャゴーのドラゴンだけでした。
この記事にリーク画像は掲載しません(Brimagaは、実写真は公式のプレス画像しか使わない方針です)。画像そのものは、本文に挙げた X の投稿で見られます。本文の描写は、Brimagaがその画像を実際に確認したうえで書いています。公式発表は9月6日時点で一切なく、以下の仕様・時期・価格はすべて噂です。
9月5日の夜に、何が出たか
時系列を日本時間で並べます。
| 日時(日本時間) | 出来事 |
|---|---|
| 9月5日 23:21 | X の the_brick_news が「新しいレゴ ドラゴンボールの悟空ミニフィグを初公開。近く出る神龍セットに付属」として画像を投稿。出所は Instagram の leaker984 |
| 9月6日 0:07 | Carterbricks04 が同じ画像を「11390 神龍セットに付く少年悟空(Kid Goku)」として投稿 |
| 9月6日 1:25 | darthbeardbrix が「レゴ アイコン:11390 神龍の少年悟空ミニフィグのリーク」として投稿 |
| 9月6日 2:54 | 米ゲームメディア TheGamer が記事化。「無印ドラゴンボールの天下一武道会の悟空」と読んでいる |
画像に写っているもの(Brimagaが確認したもの)を、見えた順に書きます。青い布の上に横たわった1体で、黒く逆立った髪のパーツ、オレンジ色の胴体に道着の折り目のプリント、胸の左側に小さな丸い紋、腰に帯のライン、腕は素肌、脚の下側に青いブーツのプリント、そして背中側から伸びる尻尾のような細長いパーツ。画像は小さくぼやけていて、胸の紋に何が書いてあるかは読めません。
尻尾のある悟空は、少年期です。TheGamer も「無印ドラゴンボール」の悟空だと読んでいます。同誌によれば、これまでの噂は「ミニフィグが1体付く」とだけ伝えていて、多くの人がそれを悟空だろうと推測していた段階でした。今回の画像で、その推測が悟空で合っていた可能性が高くなった、という位置づけです。
神龍 11390 の噂は、これで4段目
3月からの積み上がり方を、出所ごとに並べ直します。
| 時期 | 出所 | 内容 |
|---|---|---|
| 2026年3月 | 海外リーク | レゴがドラゴンボールを年内に出すらしい。詳細なし |
| 2026年6月24日 | Brick Fanatics(Instagram の ac_bricks_03 経由) | 11390 神龍。2026年11月・1,760ピース・約200ドル。翌年の本格展開に先行して1本だけ出る形 |
| 2026年8月13日 | 海外リーク | 2027年4月の9本のリスト。悟空 vs ラディッツ、ナメック星到着、カメハウス、組み立て式ベジータなど |
| 2026年9月5日 | Instagram の leaker984 → X | 少年悟空のミニフィグの画像 |
ピース数、価格、時期、そして今回のミニフィグ。レゴからの公式発表は、この4段のどこにもありません。6月の Brick Fanatics の記事は「アニメ放送40周年の年に何か出るのは理にかなう」とも書いていて、この点は後で日本側の時計と一緒に見ます。

カタログは、3週間前から1文字も動いていない
ここからがBrimagaの実測です。8月16日に見た Brickset の 11390 のページを、9月6日に開き直しました。
| 項目 | 8月16日 | 9月6日 |
|---|---|---|
| 名前 | 空欄 | 空欄 |
| テーマ | アイコン | アイコン |
| 発売年 | 2026年 | 2026年 |
| ピース数 | ― | ― |
| 参考価格 | ― | ― |
| 対象年齢 | ― | ― |
| バーコード | ― | ― |
7行すべてが同じでした。この番号がカタログに入ったのは7月11日(日本時間)なので、2か月近く「番号と年とテーマ」のまま止まっていることになります。
対照として、9月3日に正式発表されたプレイステーション 72306を置きます。あちらは発表の3週間半前の8月10日の時点で、名前とテーマだけが空欄で、ピース数・価格・バーコードまで入っていました。11390 が噂どおり11月1日に出るなら、同じ順序を踏むとして、Brickset に数字が入るのは10月の前半あたりになります。ここは順序の話であって、日付の予想ではありません。
「欲しい」はまだ動いていない ── 測ったのがリークの7時間後だから
Brimagaが毎朝6時(日本時間)に取り込んでいる Brickset の「欲しい」登録数を、8月16日と9月6日で並べます。
| 番号 | 8月16日 | 9月6日 | 増分 |
|---|---|---|---|
| 11390 神龍(噂) | 60 | 76 | +16 |
| 30755 ポリバッグ(噂) | 5 | 16 | +11 |
| 72361〜72368(噂の8本) | 4〜6 | 13〜16 | 各 +9〜+10 |
| 40899 アストロボット(噂・9月4日に初画像) | 22 | 43 | +21 |
| 72306 プレイステーション(9月3日に正式発表) | 90 | 362 | +272 |
11390 の76は、前日の9月5日と同じ数字です。ただしこれは「反応が無かった」とは読めません。9月6日の値を取ったのは朝6時、X の最初の投稿から約7時間後で、Brickset 側にリークが波及するには早すぎます。動くとすれば、明日以降の集計からです。
参考に、72306 の日次の推移を置きます。9月3日 106 → 9月4日 108 → 9月5日 274 → 9月6日 362。正式発表(日本時間の9月4日早朝)の翌朝に2.5倍、翌々朝に3.4倍になりました。噂の番号がこの曲線に乗るかどうかを、Brimagaは次の記事で見ます。
なお、噂の8本が3週間で3倍近くになっている(5前後 → 14前後)のは、8月13日に登録された直後の数字が低かっただけかもしれません。まだ何の情報も付いていない番号なので、ここから意味は読みません。

11390 の両隣は、全部ライセンス物の18+だった
番号の隣人を見ます。113xx 帯はレゴ アイコンの帯で、11390 の前後にはこの3本が実在します。日本の価格・在庫・ミニフィグ数は9月6日にレゴ公式ストア(日本)の商品ページで、米国定価は Brickset で確認しました。
| 番号 | 名前 | 米国定価 | 日本価格 | ピース | ミニフィグ | 1ドルあたり |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11385 | Star Trek: U.S.S. Enterprise NCC-1701 ブリッジ | $199.99 | ¥30,980 | 1,701 | 8体 | ¥154.9 |
| 11386 | スポンジ・ボブ:ビキニタウン | $219.99 | ¥36,980 | 1,794 | 3体 | ¥168.1 |
| 11389 | プロジェクト・ヘイル・メアリー | $99.99 | ¥18,980 | 830 | 1体+ロッキーのフィギュア | ¥189.8 |
| 11390 | 神龍(噂) | 約$200(噂) | ― | 1,760(噂) | 1体(リーク) | ― |
3本とも対象年齢18歳以上のライセンス物で、9月6日時点で日本の公式ストアに在庫あり(購入上限3)、うち2本には「新着」「限定」のバッジが付いています。11387・11391・11392・11395 は名前のない番号のままで、11388 はカタログに存在しません。
並べて気づくのは、噂の神龍の中身(1,760ピース・約200ドル・ミニフィグ1体)が、この3本のちょうど真ん中に収まることです。価格はスタートレックの艦橋と同額、ピース数はスポンジ・ボブに34ピース差(スタートレックとは59ピース差)、ミニフィグ1体はヘイル・メアリーと同じ。ドラゴンの造形が主役でミニフィグは添える、という構成は、この帯の「飾るセットにキャラクターを付ける」型そのものです。

日本価格の試算を、今日の物差しで出し直す
8月16日は、ワンピース12セットの実価格(1ドルあたり¥142.6〜¥174.8)を物差しにして、約200ドルの神龍をおよそ¥28,500〜¥35,000と試算しました。今日は、同じ帯のライセンス物3本を物差しにします。
| 物差し | 1ドルあたり | 約$200 なら |
|---|---|---|
| スタートレック 11385 と同じ乗せ方 | ¥154.9 | ¥30,980(同額) |
| スポンジ・ボブ 11386 と同じ乗せ方 | ¥168.1 | 約¥33,600 |
| ヘイル・メアリー 11389 と同じ乗せ方 | ¥189.8 | 約¥38,000 |
つまり日本価格は¥31,000〜¥38,000。8月16日の試算と重なるのは¥31,000〜¥35,000です。9月5日に確定したプレイステーション 72306($179.99 → ¥27,980・1ドルあたり¥155.5)も、スタートレックとほぼ同じ乗せ方でした。
これは試算であって予想ではありません。そもそも「約200ドル」という数字自体が噂です。加えて、同じ帯・同じ18+のライセンス物でも1ドルあたりは¥154.9〜¥189.8と約1.2倍の幅があり、日本価格はドル価格から計算できるものではないことを、この3本自身が示しています。
日本の公式ストアで「ドラゴンボール」を検索すると、21件出る
9月6日、レゴ公式ストア(日本)の検索窓に「ドラゴンボール」と入れました。結果は21件。内訳は、キーリングの「ドラゴンボーン・パラディン」(¥1,190)、「ライフ・アークドラゴン」(¥15,980)、「ドラゴン リュウのバトル」(¥7,480)、そして残り18件はすべて製造終了で、ニンジャゴーのドラゴンやバイクなどでした。「ドラゴン」と「ボール」に部分一致しているだけで、ドラゴンボールの製品は0件です。
検索そのものは機能しています(ニンジャゴーのドラゴンが21件も引っかかる)。その上で0件なので、「まだ無い」と言い切れます。
ドラゴンボール側の公式サイトも同じでした。ニュース一覧に「レゴ」「LEGO」の文字はなく、10月のニューヨーク・コミコンの特設ページに載っている出展・限定・パネルは、TAMASHII NATIONS(S.H.Figuarts のスーパーサイヤ人4孫悟空の限定版)、『ドラゴンボール超 ビルス』第1話の先行上映、カードゲームの配布物などで、レゴの名前はページのテキストに出てきません(9月6日時点)。8月16日と同じ状態です。

無印で始めて、Zで広げる
リークされた悟空は少年期で、尻尾があります。神龍と少年悟空の組み合わせは、『ドラゴンボール』(無印)の要素です。一方、8月13日に出た2027年4月の9本の名前は、悟空 vs ラディッツ、ナメック星到着、Z戦士 vs サイヤ人、ポルンガ、フリーザの宇宙船と、ほぼ『Z』の序盤から中盤で埋まっています。例外はカメハウス(72366・18+)で、これは無印から登場する場所です。
日本側の時計を、東映アニメーションの公式資料で確認しておきます。テレビアニメの放送期間は『ドラゴンボール』が1986年2月〜1989年4月、『ドラゴンボールZ』が1989年4月〜1996年1月。放送開始日は1986年2月26日で、2026年は無印の放送40周年の年に当たります。6月の Brick Fanatics が「40周年の年に出すのは理にかなう」と書いていたのはこのことで、今回の画像が無印の悟空だったことは、その読みと矛盾しません。
ただし、レゴが40周年に合わせているという証拠はどこにもありません。日付が並ぶ、という以上のことは書けません(これも8月16日と同じ留保です)。
8月16日の記事で、日本の漫画・アニメが原作のレゴのテーマは「これまで実写化を経由してきた」と書きました。ワンピースは Netflix の実写版、2008年の Speed Racer はハリウッド実写版に合わせた製品でした。ドラゴンボールが噂どおり出れば、そこに実写化が挟まらない最初の例になりえます。この点は今回の画像で変わっていません。
コレクター視点:ミニフィグで来た、という1点がいちばん大きい
8月16日の記事の最後で、「ミニフィグで来るか、マリオやポケモンのようなブロック造形で来るかが、日本のIPとしてはいちばん大きい分かれ目」と書きました。今回の画像は、その問いに1体ぶんの答えを出しています。
- ミニフィグの型でした。 頭・胴体・脚の標準的な構成に、専用の髪と尻尾のパーツが付いた形に見えます(新規造形かどうかは確認できません)。
- 同じ帯の先例と同じ型です。 スタートレックは8体、スポンジ・ボブは3体、ヘイル・メアリーは1体とフィギュア。アイコンのライセンス物は「飾るセットにミニフィグを添える」のが型で、神龍の1体はそこに収まります。
- 図鑑の列に1行増える可能性があります。 ミニフィグ図鑑で日本の作品に由来するテーマは、8月16日時点で Speed Racer 14体・どうぶつの森 27体・ワンピース 25体(マリオとポケモンは0体)でした。神龍が噂どおりなら、ここに「ドラゴンボール 1体」が入ります。2027年の9本がミニフィグ入りなら、そこから一気に増えます。
いま読者ができることは、8月16日から増えていません。
- 買えるものはまだ無い。 予約も無い。番号には名前すら付いていない。
- 国内モールで「レゴ ドラゴンボール」を検索すると、「レゴ互換」と明記された互換品が並びます。 悟空のミニフィグ数十体のセットなどで、レゴグループの製品ではありません。
- 次の節目は10月8日〜11日のニューヨーク・コミコンと、噂の11月。 公式のブランド一覧にレゴは無い(9月6日時点)ので、コミコンで何かあるとしても事前には見えていません。
3週間で増えたのは、ぼやけた写真が1枚。減ったものは何もなく、カタログは白いままです。Brickset に数字が入った日か、11月の第1週か、どちらか早いほうで、この記事の答え合わせをします。
※LEGO(R)はレゴグループの商標です。『ドラゴンボール』は集英社・バード・スタジオ・東映アニメーション、その他の作品名・キャラクター名は各権利者の商標または著作物です。本記事はレゴグループおよび各権利者とは関係のない非公式の情報記事で、掲載した番号・仕様・価格・時期はいずれも未発表の噂を含み、正式発表で変更されうるものです。





