手のひらに乗る高さ4cmのミニフィグを、そのまま約6倍・27cm級に組み上げる ── それが「拡大ミニフィグ(Up-Scaled Minifigure)」です。レゴストアの定番ディスプレイ枠として定着し、2026年10月発売予定のポケモン「レッド(40868)」で、シリーズは全9種 にそろいます。この記事では全9種を一覧化し、Brimaga独自の “渇望度(欲しい÷所有)” ランキングと日本の実勢価格で読み解きます。
拡大ミニフィグとは
通常のミニフィグ(頭・胴・脚)の各パーツを、レゴブロックで大きく作り直したディスプレイモデルです。量販ラインの第1弾「拡大ミニフィグ(40649)」は654ピースで高さ27cm超、可動する手・脚・首まで再現され、ヘルメットや帽子の中に通常サイズのミニフィグや小物を隠すといった遊び心も定番になっています。もともとの発端は2021年の ハリー・ポッター&ハーマイオニー(76393) ── いまのところ唯一の“2体入り”で、ここから拡大ミニフィグの歴史が始まりました。
量販店・レゴ公式で普通に買えるようになったのは、無地の黄色いミニフィグ「40649(2023年)」から。それ以前に登場した76393(2021年)が原点で、レゴハウス(デンマーク・ビルン)限定の「ミニフィグ・トリビュート(40504・2023年)」は現地でしか買えない特別枠です。
全9種そろい踏み
| 発売 | セット | 番号 | ピース | 参考価格(米国) | メモ |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | ハリー・ポッター&ハーマイオニー | 76393 | 1,673 | $119.99 | 唯一の2体入り・現在は廃盤 |
| 限定 | ミニフィグ・トリビュート | 40504 | 1,041 | ― | レゴハウス限定 |
| 2023 | 拡大ミニフィグ(黄色) | 40649 | 654 | $59.99 | 量販ラインの第1弾 |
| 2025 | レーシングドライバー | 40819 | 694 | $59.99 | |
| 2025 | サンタ | 40820 | 761 | $54.99 | |
| 2025 | ベビー・アストロノーツ | 40767 | 250 | ― | 小ぶりな一体(GWP) |
| 2026 | ブルー・アストロノーツ | 40921 | 793 | $59.99 | クラシックスペース |
| 2026 | ダース・ベイダー | 75461 | 1,028 | $99.99 | シリーズ最大級 |
| 2026 | レッド(ポケモン) | 40868 | 930 | $79.99 | 10月発売予定 |
価格は米国レゴストアの参考価格、ピース数はBrickset掲載値です(40649は発売時$49.99から現在$59.99に改定)。40504はレゴハウス限定で一般販売はありません。
渇望度ランキング(Brimaga独自)
Brimagaでは、Brickset集計の「所有している人」「欲しい人」から 渇望度=欲しい人÷所有している人 を出しています。1.0を超えると「持っている人より欲しい人が多い=品薄・人気が需要に追いついていない」サインです(カフェコーナーの記事で使った指標)。拡大ミニフィグで並べると、こうなりました。
| 順位 | セット | 番号 | 所有 | 欲しい | 渇望度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ダース・ベイダー | 75461 | 838 | 1,688 | 2.01 |
| 2 | ブルー・アストロノーツ | 40921 | 1,903 | 1,707 | 0.90 |
| 3 | ミニフィグ・トリビュート(限定) | 40504 | 3,107 | 1,872 | 0.60 |
| 4 | サンタ | 40820 | 3,221 | 1,143 | 0.35 |
| 5 | レーシングドライバー | 40819 | 2,470 | 770 | 0.31 |
| 6 | ハリー・ポッター&ハーマイオニー | 76393 | 5,671 | 1,561 | 0.28 |
| 7 | 拡大ミニフィグ(黄色) | 40649 | 6,889 | 1,462 | 0.21 |
| 8 | ベビー・アストロノーツ | 40767 | 6,049 | 719 | 0.12 |
渇望度を大きく左右しているのは、「有名IPかどうか」よりも 「新しさ×入手のしにくさ」 でした。分かりやすいのは2位の ブルー・アストロノーツ(40921・0.90) ── クラシックスペースというノンライセンス(版権なし)の一体なのに高く、“新作なら版権がなくても欲しい人が多い”ことを示しています。3位のトリビュート(0.60)はレゴハウス限定で数が出回らないため、恒常的に高めです。一方、IPもので廃盤のハリー・ポッター(76393)は0.28どまり ── 発売当時に大量に売れて所有者が多いからです。
ただし渇望度は 「発売からの時間の浅さ」も映します(新作は所有者がまだ積み上がっていないぶん高く出る)。トップのダース・ベイダー(75461・2.01)は2026年6月発売の最新作で、この時間効果とスター・ウォーズ人気が重なった数字です。逆に、限定のトリビュートが年を経ても0.60を保つのは、時間では薄まらない“入手難による渇望”の表れといえます。まだ集計に乗っていないポケモンの「レッド(40868)」は、新作かつ人気IPという二重の条件なので、発売後に渇望度が跳ねる可能性があります。

日本で買うなら
拡大ミニフィグの多くは米国定価$59.99クラスで、日本ではおおよそ¥8,000〜9,000台が目安です。Brimagaが国内で確認できている実勢は次のとおり。
| セット | 番号 | 参考価格(米国) | 日本の実勢(新品・最安圏) |
|---|---|---|---|
| ダース・ベイダー | 75461 | $99.99 | 約¥15,300(楽天ブックス) |
| ブルー・アストロノーツ | 40921 | $59.99 | 約¥9,480(ベネリック レゴストア) |
※Brimaga取得の楽天/Yahoo系ショップの新品最安値圏(時期・在庫で変動)。ほかのセットは国内オファーを追跡中です。ブルー・アストロノーツの¥9,480はレゴ認定ストア(ベネリック)の水準で、$59.99クラスの国内定価の目安になります。

相場・コレクター視点

- 廃盤の76393(ハリー・ポッター)が“原点にして到達点”。2022年末に生産終了しており、いまは二次流通のみ。新品未開封は定価$119.99に対しBrickEconomyで約$160(+33%前後)と、控えめながらプレミアが付いています(中古はほぼ定価水準)。渇望度0.28が示すとおり“爆騰”ではありませんが、2体入り・唯一無二という点でシリーズの象徴です。
- 限定のトリビュート(40504)はレゴハウス(ビルン)でしか買えないため、渇望度が恒常的に高め(0.60)。旅行の記念に現地で買う人が多く、国内流通は極端に少なめです。
- 狙い目は“発売直後の新作”を定価で押さえること。渇望度が高いのは基本的に新作なので、話題性のある一体(ベイダー、来たるポケモンのレッド)は初期に定価で確保できると、後の値動きに強くなります。急がないなら、$59.99クラスの定番(サンタ・レーシングドライバー等)はセール実勢を待つのも手です。
関連: ミニフィグ図鑑 / レゴ×ポケモン新セットとレッド40868の解説 / “欲しい世界一”カフェコーナーと渇望度の話 / 製品データベースで相場を見る
新作が加わり次第、渇望度ランキングを更新していきます。
出典: Brick Fanatics(Every up-scaled minifigure so far) / Brickset 40649 / BrickEconomy(76393相場) / Brickset集計(所有・欲しい)
※LEGO®はレゴグループ、ハリー・ポッター/ポケモン/スター・ウォーズは各権利者の商標です。本記事は各社と提携するものではありません。














