2026年7月23日、レゴグループがパラマウント・プロダクツ&エクスペリエンスと共同で、レゴ(R) アイコンズ「Star Trek: U.S.S. Enterprise NCC-1701(TM) ブリッジ」(11385)を正式発表した。1,701ピース、18歳以上向け、199.99ドル。日本のレゴ(R)公式ストアでもすでに予約を受け付けており、価格は¥30,980、発送は2026年9月1日からだ(7月24日時点)。
Brimagaは7月18日、この製品を噂ベースで記事にしていた。本記事はそれを正式発表の内容へ全面的に書き換えたものだ(更新日: 2026年7月24日)。発表はサンディエゴ・コミコン初日(7月23日)に合わせて配信された。レゴ(R)のSDCC向けリリースによれば、このセットは同日午前11時からの「Star Trek: The Collector Frontier」パネルでデザイナー2名(Henrik Andersen、Crystal Marie Fontan)とともに初お披露目される予定で、リリース配信と同時に予約も始まっている。
先に、買う側にとっての結論を3つ。①9月1日発売の新作を急ぐ理由は、いまのところ見当たらない(7月24日時点で予約特典の掲示はない)。②むしろ期限が迫っているのは前作のほう ── 日本の公式ストアでは10356の購入特典が8月31日までの条件で実施されている。③日本価格をドル換算で先読みするのは諦めたほうがいい。当サイトは今回それで外した。
確定スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| セット名 | Star Trek: U.S.S. Enterprise NCC-1701(TM) ブリッジ |
| 品番 | 11385(レゴ(R) アイコンズ・18+) |
| ピース数 | 1,701 |
| ミニフィギュア | 8体(すべて新規) |
| 価格(米国) | 199.99ドル |
| 価格(日本) | ¥30,980(税込・7月24日時点) |
| 発売日 | 2026年9月1日(日本の公式ストアも同日発送予定) |
| 予約 | 2026年7月23日から受付(日本の公式ストアは購入上限3) |
| 本体サイズ | 高さ9cm × 幅57cm × 奥行34cm |
発売日が9月1日である理由も、プレスリリースが明記している。2026年は『スター・トレック』の60周年にあたり、9月はその記念月にあたる。9月1日の発売は、その祝賀の一環だという。
セットが再現するのは『宇宙大作戦』(TOS)の艦橋と転送室という2つの舞台だ。コンピューターステーション、クリンゴンの戦士を映すビュースクリーン、転送プラットフォームを備え、完成後はモジュール式のセクションを組み替えて好みの配置で飾れるとされる。
ギミックは3つ。艦長席を揺らして被弾や乱気流を再現する、ダイヤルを回して転送を作動させクルーをパッド間で移動させる、レバーでターボリフトの扉を開く ── いずれも劇中の場面をなぞったものだ。

ミニフィグ8体の内訳は、ジェームズ・T・カーク、スポック、ニヨタ・ウフーラ、ヒカル・スールー、レナード・"ボーンズ"・マッコイ、パヴェル・チェコフ、クリスティーン・チャペル、モンゴメリー・"スコッティ"・スコット。プレスリリースは8体すべてを「brand-new(すべて新規)」と表現している。7月24日時点では、この8体が他の製品に入るという発表はない。 日本語名で親しんだクルーを1体ずつ追いかけたい人は、Brimagaのミニフィグ図鑑も使ってほしい。
付属品も細かい。トリブル4匹に加えて、宇宙艦隊の通信機2個(プリント入りの1×2タイルで表現)、フェイザー4個、スポックのハープ、ヴァルカンのリルパ2本、トライデント・スキャナー。
プレスリリースによれば、フェイザーは完全新規のレゴ(R)パーツとして起こされている。ミニフィグの装備品が新規金型で作られるのは、そのIPに継続的な投資をする意思表示と読める。次のスター・トレックセットが出るなら、このパーツは再登場することになる。なおスキャナーの名称は公式プレスリリースでは「Trident Scanner」だが、一部媒体は「Tricorder(トライコーダー)」と書いている。本記事は公式表記に従った。

予約をいま入れるべきか
日本の公式ストアでの予約条件は、購入上限3個・9月1日発送予定・レゴ(R) Insidersポイント1,704ポイント(米国は上限3・1,300ポイント)。
そして7月24日時点で、11385の予約に付く専用の購入特典は公式ストアに掲示されていない。日本のページに出ている購入特典3件は、いずれも別のセットや購入金額を条件とするもので、11385を買うことで得られるものではない。
前作10356のときは、特典の配布が発売日そのものから始まった。同じ設計が繰り返されるなら、9月1日に何かが設定される可能性は残る。だとすれば、いま予約を入れる積極的な理由はむしろ見当たらない。 購入上限は3個と緩く、予約段階で品切れを示す表示も出ていない。急いで組みたい人以外は、9月に入ってからの動きを見ても遅くないだろう。
【日本で実施中】シャトルポッドの購入特典が、8月31日まで
ここからは正式発表とは別の話だ。日本のスター・トレックファンにとっては、9月の新作より先に判断が要る。

前作10356の発売時、レゴ(R)公式では購入者に「Star Trek: Type-15 Shuttlepod」(40768・261ピース・専用ミニフィグ1体入り)が無料で配布された。ただし公式リリースが示した配布期間は2025年11月28日から12月1日までの4日間、しかも在庫がなくなり次第終了という条件だった。
ところが2026年7月24日時点の日本のレゴ(R)公式ストアでは、この特典が掲示されている。
| 項目 | 内容(2026年7月24日時点・日本の公式ストア表示) |
|---|---|
| 特典 | Star Trek: Type-15 Shuttlepod(TM)(40768) |
| 条件 | Star Trek: U.S.S. Enterprise NCC-1701-D(TM)(10356)の購入 |
| 期限 | 2026年8月31日 |
| 10356の状態 | 在庫あり(¥66,980・限定・購入上限2) |
重要なのは、同じ日に米国の公式ストアで10356の商品ページを開いても、この特典は掲示されていないことだ(米国側に出ていたのは別テーマの特典のみ)。英・独・豪などは確認していないので「日本だけ」とは言い切れないが、少なくとも米国では確認できず、日本で実施されている施策である。
40768は現在、BrickEconomyの新品未開封の評価額で¥17,861が付いている(2026年7月24日時点)。
BrickEconomyの円表示は同サイトのドル建て評価額を換算したもので、日本市場の実売価格ではない。同サイトは10356の価格も日本の定価¥66,980とは異なる金額で表示する。海外相場の目安と考えたい。
つまり、2025年には4日間の配布として告知されていた同じ特典が、いま8月31日という期限つきで掲示されている(その間ずっと掲示されていたのかどうかは、Brimagaが継続観測していないため分からない)。前の記事で「買うタイミングそのものが特典の可否を決める」と書いたその特典に、もう一度手が届く形だ。
購入特典は一般に、レゴ(R)認定ストアや楽天・Amazon等のモールでの購入は対象外になりやすく、レゴ(R)公式オンラインでの購入が条件になる。また2025年の配布時も在庫がなくなり次第終了という条件だったため、掲示された期限まで在庫が残る保証はない。条件は公式ストアの利用規約で確認してほしい。
「公式限定」の可能性が高い ── ただし指標は割れている
相場の観点で効いてくるのは、ピース数でも価格でもなく流通のかたちだ。前作10356は公式限定品で、値引き競争が起きにくかった。11385はどうなのか。参照できる材料は3つあり、そのうち最も重いものと、いちばん引用されやすいものが食い違っている。
| 材料 | 11385についての表示 |
|---|---|
| レゴ(R)自身のSDCC向けリリース | "available at LEGO Stores and LEGO.com exclusively beginning September 1"(レゴストアとLEGO.comの独占) |
| レゴ(R)の製品プレスリリース | 購入経路は「LEGO Stores と LEGO.com/Star-Trek」。exclusively の語はない |
| Bricksetの販売形態 | Retail(一般流通) |
| 日本ストアのバッジ | 新着(限定バッジなし) |
いちばん重いのは1行目 ── レゴ(R)自身が "exclusively" と書いている。一般流通品にこの表現は使わない。したがって現時点の見立ては「公式限定の可能性が高い」だ。
ではなぜ言い切らないか。Bricksetの分類(Retail)が正面から食い違っているのと、日本ストアの表示が判断材料にならないからだ。バッジについては、他のアイコンズを並べると両方向に外れる。
| セット | 日本ストアのバッジ | Bricksetの販売形態 |
|---|---|---|
| 10356 エンタープライズD | 限定 | LEGO exclusive |
| 11374 ピンボールマシン | 新着(限定なし) | LEGO exclusive |
| 11378 Douglas DC-3 | 限定 | Retail |
限定バッジの不在は限定でないことを意味しない(11374がその実例)。逆にBricksetの分類も日本市場の実態と一致するとは限らない(11378がその逆例)。日本で最終的にどう扱われるかは、9月1日に店頭が動くまで確定しないというのが正確なところだ。
前作10356の製品リリースも購入経路の書き方は同じ(LEGO.com とレゴ(R)ストア)で、10356は実際に公式限定だった。製品リリースの書き方だけでは限定かどうかは判別できないが、今回はそれとは別にSDCC向けリリースで "exclusively" が使われている点が違う。
では何を見ればいいのか。答えは「どんな店が並べるか」だ。 Brimagaが捕捉している国内モールのオファーを、同じ2026年発売で販売形態だけが違う2セットで比べると、差がはっきり出る。
| 11380 ロードバイク(2026・Retail) | 11374 ピンボールマシン(2026・LEGO exclusive) | |
|---|---|---|
| 公式価格 | ¥19,980 | ¥36,980 |
| 在庫ありの出品 | 楽天ブックス ¥17,982(7月18日)、エディオン楽天市場店 ¥17,720(7月3日)ほか | レゴ(R)認定ストア(ベネリック レゴストア楽天市場店)の¥36,980の1件のみ(7月18日) |
| 公式価格との関係 | いずれも約1割安い | 定価どおり |
この2例では、一般流通品は大手小売が定価を下回る価格で並べ、公式限定品は認定ストアが定価で置くだけという差が出ている。もっと古い公式限定品になると、モールに残るのは定価より高い出品だけになる ── 2023年発売の10318 コンコルド(LEGO exclusive・公式¥34,980)は、7月23日時点で在庫ありが¥52,330〜¥75,300、つまり公式価格の約1.5〜2.2倍の転売系ショップしか出ていない。
11385の国内モール出品は、7月24日時点でBrimagaでは0件だ(未発売なので当然ではある)。9月1日以降、楽天ブックスやエディオンのような大手小売が並べるかどうかが、この製品を定価で買うべきか待つべきかの分かれ目になる。
発売後にどの店がいくらで並べたかは、国内モールの価格で追える。
日本価格 ¥30,980:当サイトの試算は、なぜ外れたのか
前の記事でBrimagaは、日本価格を約¥33,500(末尾980円の慣例を踏まえて¥33,980〜¥34,980)と試算していた。実際は¥30,980。試算より約2,500円、丸めた予想レンジより3,000〜4,000円安い。外れだ。
理由ははっきりしている。前作10356の「値上げ後の価格」から比率を取って、それを新製品に当てはめたことだ。
10356は2025年11月に¥54,980で発売され、2026年6月1日のレゴジャパンの価格改定で¥66,980になった(+21.8%)。つまり「¥66,980 ÷ $399.99 = 167.5」という比率は、発売時に決めた値付けではなく改定で後から積み上がった結果の数字だ。それを、改定後にゼロから値付けされた新製品に当てはめたのが誤りだった。実際の11385は「¥30,980 ÷ $199.99 = 154.9」である。
では「新しいセットほど日本では割安」という法則があるのか。それも成り立たない。2026年に発売されたレゴ(R) アイコンズのうち、日米の公式ストアで同じ品番が並んでいたものを比率順に並べる。
| セット | 米国定価 | 日本価格 | $1あたりの日本価格 |
|---|---|---|---|
| 11380 ロードバイク | $129.99 | ¥19,980 | 153.7 |
| 11385 艦橋 | $199.99 | ¥30,980 | 154.9 |
| 11382 ハッブル宇宙望遠鏡 | $139.99 | ¥21,980 | 157.0 |
| 11374 ピンボールマシン | $229.99 | ¥36,980 | 160.8 |
| 11386 スポンジ・ボブ | $219.99 | ¥36,980 | 168.1 |
| 11381 Jaguar E-Type | $139.99 | ¥23,980 | 171.3 |
| 11371 ショッピングストリート | $249.99 | ¥43,980 | 175.9 |
| 11377 ミナス・ティリス | $649.99 | ¥114,980 | 176.9 |
| 11378 Douglas DC-3 PAN AM | $219.99 | ¥38,980 | 177.2 |
同じ2026年発売のアイコンズだけに絞っても、153.7から177.2まで約1.15倍の開きがある。 為替の違いでは説明できない。「レゴジャパンの換算レート」と呼べる単一の数字は、存在しない。
象徴的なのが、同じ199.99ドルの10318 コンコルド(2023年発売)だ。米国ではまったく同じ199.99ドルなのに、日本価格は¥34,980と、11385より4,000円高い。値付けの年が違うので単純比較はできないが、ドル価格が同じでも日本価格が揃うとは限らないことは、この1組だけで分かる。
この表の日本価格はすべて2026年7月24日時点の公式ストア表示(税込)で、米国定価は税抜である。したがって「$1あたりの日本価格」の絶対値は実勢の為替レートと一致しない。ただし消費税はどのセットにも同じくかかるので、セット同士を比べる指標としては有効だ。
買う側にとっての結論はひとつ。米国定価を為替で割って日本価格を当てにいっても外れる。 レゴ(R)の日本価格は、製品ごと・値付け時期ごとに個別に決まっている。当サイトも今回それで外した。
今回にかぎれば、外した方向は買う側にとって良い方向だった。予想より2,500〜4,000円安かったからだ。ピース単価で見ると、日本価格ベースでは11385が1ピースあたり約¥18.2、10356が約¥18.6で艦橋のほうがわずかに安い。ところが米ドルベースでは11385が約11.8セント、10356が約11.1セントで逆に艦橋のほうが割高になる。同じ2製品でも、通貨を替えると割安・割高が入れ替わる。
噂の答え合わせ
発表前、StoneWarsを中心に流れていた情報は、ピース数1,701・価格200ドル・2026年9月発売・ミニフィグ8体の顔ぶれ・幅約57cm・艦橋+転送室・ギミック3種・ビュースクリーンのクリンゴン・トリブル4匹とスポックのハープとリルパ2本とトライデント・スキャナーまで、確定内容と一致していた。公開されていた噂のうち、外れた項目は見当たらない。 価格は6月時点では「200〜240ドル」と幅があったが、7月の更新でリーカーの情報として200ドルに絞り込まれ、そのとおりに着地した。
一方で、噂に含まれていなかった要素もある。モジュール式で配置を組み替えられること、フェイザーが新規パーツであること、通信機2個とフェイザー4個という小物の追加、そして販売形態が読みきれないことだ。リークは「箱の中身」には強いが、「どこでどう売られるか」までは持ってこない ── 相場の観点ではむしろ後者のほうが効くのだが。
前作10356と比べる
同じテーマの2作目だが、狙いはまるで違う。

| 10356 エンタープライズD | 11385 艦橋 | |
|---|---|---|
| 発売 | 2025年11月28日 | 2026年9月1日 |
| ピース数 | 3,600 | 1,701 |
| ミニフィグ | 9体 | 8体 |
| 米国定価 | $399.99 | $199.99 |
| 日本価格 | ¥66,980(発売時¥54,980) | ¥30,980 |
| 本体サイズ | 高さ27 × 幅48 × 奥行60cm(スタンド込み) | 高さ9 × 幅57 × 奥行34cm |
| 題材 | 艦の外観(艦隊模型・TNG) | 艦の内部(舞台・TOS) |
| ミニフィグ1体あたりのピース数 | 約400 | 約213 |
1体あたりのピース数は約400から約213へ。ミニフィグの密度はほぼ2倍になった計算だ。10356はミニフィグを艦内に入れられない「付属するクルー」だったのに対し、艦橋はミニフィグを座らせ、立たせ、場面を作るための舞台である。「飾る船」から「演じる部屋」への転換が、この数字に出ている。
置き場所は、前作とは形が違う。横に約9cm広がる代わりに、奥行きは26cm浅く、背は18cm低い。 設置面積で見ると前作が48×60=約2,880平方センチ、艦橋が57×34=約1,938平方センチで、約3分の2に収まる。高さ9cmは棚1段に入りやすい一方、幅57cmは棚1マスには収まらない ── 壁面に沿わせて低く広く置く製品と考えたほうがいい。
TOSに戻った意味を、日本の放送史から考える
第1弾はピカード艦長の『新スター・トレック』(TNG)、第2弾はカーク艦長の『宇宙大作戦』(TOS)。この移動は、日本では海外と少し違う意味を持つ。
日本でTOSが最初に地上波に乗ったのは1969年4月。対してTNGは、関西テレビでの放送開始が1988年とされ、約20年の開きがある。世代も入り口も違う。第2弾がTOSに戻るということは、日本ではより上の世代に向いた製品になるということでもある。
日本での放送は入り口が2つある。1969年4月27日から日本テレビ系で第1シーズン全29話が『S.0401年 宇宙大作戦』の邦題・55分枠で放送され、第2・第3シーズンの計50話は1972年4月16日からフジテレビ系で『宇宙パトロール』の邦題により、各話を前後編に分割した30分枠で放送された。同じ作品なのに、入り口によって題名の記憶が違う。
日本語吹き替え版では、スールーの呼称が「カトウ」、ウフーラの呼称が「ウラ」、スコットの呼称が「チャーリー」に変更されていた。今回の8体がそろったことで、日本の古参ファンにとっては“カトウとウラのいる艦橋”が実現したことになる。
海外の評価は割れている
正式画像が出た直後、海外コミュニティの反応は一様ではなかった。
Bricksetの記事を書いた編集者CapnRex101は、コンセプト自体は歓迎しつつ「転送室が必要だったとは思えない。とりわけ、飾ったときにモデルのバランスを崩している」(大意)と率直に書いている。同記事のコメント欄ではステッカーの多さを指摘する声が目立ち、199.99ドルという価格への評価も分かれていた。
ここは公式の説明と突き合わせておきたい。プレスリリースは「モジュール式のセクションを組み替えて配置できる」としており、StoneWarsは3つの主要モジュールがテクニックピンで接続される構成だと報じている。つまり転送室を外して艦橋だけを飾る余地はあると読める。ただし外した状態の見栄えまでは公開画像から判断できないので、そこは実機レビュー待ちだ。
「全部プリントにしてほしかった」というステッカー論は、レゴ(R)の18+ラインでは定番の議論だ。今回は艦橋の計器パネルという面積が広く柄が細かい部位が対象になるため、貼り付けの角度がそのまま見栄えに直結する。組み立てのハードルとして、事前に知っておいて損はない。
この話題には前作の前例もある。10356のステッカーは、有名な決め台詞 "to boldly go where no man has gone before" が "to boldy go" と l が1文字抜けた状態で印刷され、2025年12月5日から交換対応が案内された。ステッカーが多いということは、こうした事故の面積も広いということでもある。
なお、1,701ピースという数字が船体番号NCC-1701への言及であることは、レゴ(R)の公式プレスリリースが冒頭のサマリーで明記している("a reference to the ship's registry number NCC-1701")。噂の段階から出ていた数字が、意図込みでそのまま確定した形だ。
コレクター視点:9月1日までに考えておくこと
相場サイトとしての見立てを5点にまとめる。
1. 新作を急ぐ理由は、いまのところない。 予約特典の掲示はなく、購入上限も3個で、予約段階で品切れの表示も出ていない。ただし公式限定の可能性が高い以上、発売後にモールで安く買える前提で待つのは危うい。判断材料が出そろうのは9月1日以降だ。
2. 逆に、10356を狙っているなら8月31日が期限。 シャトルポッド(40768)の特典が日本の公式ストアで実施されており、期限は2026年8月31日と掲示されている。前作本体を検討している人にとっては、新作の発売日(9月1日)より前に決断が要るという珍しい構図だ。
3. 流通は公式限定の可能性が高い。 レゴ(R)自身のSDCC向けリリースが "exclusively" と書いている。もしそうなら、前作10356と同じく値引き競争は起きにくい。一方でバッジもBricksetの分類も両方向に外れるので、確定するのは9月1日に店頭が動いてからだ。
4. シリーズ化はほぼ確定した。 1作目が艦隊模型(TNG)、2作目が艦橋ジオラマ(TOS)、しかもフェイザーを新規金型で起こしている。単発ではなく複数の切り口で展開する構えと読める。次がクリンゴンの艦なのか別のシリーズなのかで、コレクターの負担はまるで変わる。
5. 日本価格は、ドル換算で先読みしない。 今回いちばんの教訓はこれだ。当サイトは前作の比率から試算して3,000〜4,000円外した。2026年発売のアイコンズだけでも換算比は1.15倍の幅があり、単一のレートは存在しない。待つべきは公式ストアの表示そのものである。
Brimagaではセットの相場データと急上昇ランキングを毎日更新している。9月1日の発売後、国内モールでの実勢価格を追って、この記事の見立てが当たったかどうかも改めて検証する予定だ。
※LEGO(R)はレゴグループの商標です。STAR TREK 及び関連するマーク・ロゴは CBS Studios Inc. の商標です(商品化は Paramount Products & Experiences が担当)。本記事は各社と提携するものではない非公式の情報記事です。価格・仕様・発売日は2026年7月24日時点で公表・掲示されている情報にもとづいており、今後変更される場合があります。














