2026年9月、日本ではレゴ(R)のワンピースが二重に動く。9月1日から30日まで、ルミネエスト新宿の館内に等身大のレゴ(R)3Dフィギュアが立ち、9月29日にはレゴ(R)版の『ONE PIECE』がNetflixで配信される。そしてもう1つ、いま行けるものが8月23日で終わる。 丸の内でスタンプを3つ集めると、チョッパーの帽子をレゴ(R)ブロックで組んで持ち帰れる。
3つを並べると、真ん中にいるのが同じキャラクターだと気づく。丸の内の景品は帽子、新宿の等身大はルフィとチョッパー、Netflixの2部作はウソップがチョッパーに冒険を語るという形式だ。そして2025年に出た第1弾5種に付属する27体のミニフィギュアには、チョッパーは1体も入っていない。
Brimagaのカタログからも1つ言えることがある。丸の内の景品は売り物ではないのに、世界のカタログには番号が付いていて、「持っている」と登録した人はまだ3人だった。
いま行けるのは丸の内、8月23日まで
「レゴ(R)フェスティバル in Marunouchi 2026」(7月31日〜8月23日)の中で、「集めて、組み立てて、冒険へ!レゴ(R)ワンピーススタンプラリー」が実施されている。公式ページの説明はこうだ。
スタンプを3つ集めると、Netflixシリーズ実写版「ONE PIECE」シーズン2に登場する人気キャラクター、『チョッパー』の帽子をレゴ®ブロックでつくることができます。完成した作品はお持ち帰りいただけます。
条件を公式ページの表記のまま並べると、次のようになる。
| 項目 | 内容(丸の内ドットコムの記載) |
|---|---|
| 期間 | 7/31(金)〜8/23(日) |
| スタンプ設置 | ①丸ビル3階回廊〈スタート&ゴール〉②新丸ビル3階 ③iiyo!!(イーヨ!!)地下1階 |
| 受付時間 | スタート受付 12:00-15:00 / ゴール受付 12:00-16:00 |
| 対象年齢 | 6歳以上 ※保護者同伴 |
| 参加方法 | 事前予約制(LivePocket・1回4名様まで) |
| 定員 | 「定員400 名」 |
| 景品 | チョッパーの帽子(完成品は持ち帰り可) |
定員の読み方には注意が要る。公式ページには「定員400 名」と書かれている一方、注記は「※各日先着となります」「※各日数量限定、無くなり次第終了となります」だ。この400名が全期間の総数なのか1日あたりなのかは、公式ページの表記からは判別できない。行く前に予約フォームで枠を確認したほうがいい。
同じフェスティバルの他の2企画(「みんなでつくろう!新しい丸の内」とレゴ(R)ボタニカルのワークショップ)には、景品の持ち帰りに「丸の内ポイント対象店舗で3,000円(税込)以上のレシート提示」という条件が明記されている。 一方、ワンピースのスタンプラリーの欄にこの条件は書かれていない。買い物の要否が企画ごとに違うので、公式ページの該当欄を読んでから出かけるのが確実だ。
なお、同じフェスティバルのInstagram投稿キャンペーン(応募期間は同じく7/31〜8/23)の景品は「レゴ(R)ブリックヘッズ モンキー・D・ルフィ フィギュア」で、20名の抽選になっている。こちらはカタログにある製品(40799・136ピース・$9.99)で、2025年6月に出ている。ルフィは去年のうちに単体フィギュア化されているが、チョッパーの同型はカタログに見当たらない。
帽子には番号が付いている
ここからがBrimagaで確かめられる部分だ。丸の内の景品は非売品だが、レゴ(R)のカタログには番号がある。
| 番号 | 名前 | ピース | 入手方法(カタログの記載) | 欲しい | 持っている | 国内出品 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 6644880 | Chopper's Hat | 30 | Promotional(ジップロック袋)/「LEGO Festival 2026 のスタンプラリー景品、2026年7月〜8月」 | 18 | 3 | 0件 |
| 6644882 | Human Human Fruit | 26 | None(loose parts)/「In-store build」 | 47 | 14 | 0件 |
| 6602387 | Gum Gum Fruit | 57 | (Brimagaのカタログにのみ登録) | — | — | 0件 |
「欲しい」「持っている」はBricksetのウィッシュリストと所有登録の数で、所有者の総数ではない。それでも30ピースの帽子を「持っている」と登録した人が世界で3人という数字は、この種の配布物がどれだけ記録に残りにくいかを示している。国内出品はいずれも0件で、これは「日本で売られていない」ことの証明ではなく、Brimagaが追っている楽天・Yahoo!の出品として存在しないという意味だ。売り物ではないのだから、この0件は素直な結果でもある。

「ヒトヒトの実」は、チョッパーを人の姿に変えた悪魔の実だ。つまり丸の内の帽子と合わせて、カタログに2026年として登録されている配布物は2つとも、チョッパーに由来している。(3つ目の「ゴムゴムの実」には登録年が入っていないので、この2つと同列には数えない。)

もう1つの「ゴムゴムの実」57ピースは、Brimagaのカタログにはあるが、Bricksetには同じ番号が登録されていない。2025年7月25日から8月17日まで、ららぽーと20施設とラゾーナ川崎プラザで「レゴ(R)ワンピースイベント in ららぽーと・ラゾーナ」が開かれ、そこで「“ゴムゴムの実”ワークショップ」が無料で実施されていた。時期と題材は重なるが、この番号がその配布物と同一だという記載はどちらの資料にもないので、断定はしない。
非売品には定価が無く、モールの出品も立たないので、Brimagaの相場スコアも付かない。相場という物差しがそもそも当たらない領域があり、イベント配布物はその代表例だ。だから「後から買う」がほとんど効かない。
9月1日から、新宿に等身大のルフィとチョッパー
株式会社ルミネの発表(2026年8月4日)によると、ルミネエスト新宿で「レゴ(R)ワンピース」とのコラボイベントが開かれる。
| 項目 | 内容(ルミネの発表より) |
|---|---|
| 日時 | 9月1日(火)〜9月30日(水) |
| 場所 | 1Fウィンドウ、2Fコネスト、5F南エレベーター前、6Fエストマ |
| 内容① | レゴ(R)ブロックでできたルフィと仲間たちに出会える館内装飾とフォトブース |
| 内容② | 「STREET LEGO WAGON」での海賊旗ワークショップ |
| 内容③ | ONE LUMINE応募で当たるプレゼントキャンペーン |
発表文は「ルフィやチョッパーなどの等身大のレゴ(R)3Dフィギュアと装飾された館内は、実写版「ONE PIECE」シーズン2の世界観が味わえます」と書いている。フロアが4か所に分かれているので、館内を回る形の展示になる。
ただし詳細ページのURLは「9月1日(火)~URL公開」とされている。 実際に8月18日にそのURLを開いてみると、サーバーはエラーを返して中身が1文字も表示されない。つまり海賊旗ワークショップの日程・時間・参加費・予約の要否、プレゼントキャンペーンの応募条件は、まだ公表されていない。丸の内のように事前予約制になるのかどうかも、この時点では分からない。
去年の展開と並べると、規模の作りが違うことが分かる。
| 年 | 企画名 | 期間 | 会場 |
|---|---|---|---|
| 2025 | レゴ(R)ワンピースイベント in ららぽーと・ラゾーナ | 7/25〜8/17 | ららぽーと20施設+ラゾーナ川崎プラザ |
| 2026 | レゴ(R)ワンピーススタンプラリー(レゴ(R)フェスティバル in Marunouchi 2026内) | 7/31〜8/23 | 丸の内エリア3か所 |
| 2026 | 「レゴ(R)ワンピース」コラボイベント | 9/1〜9/30 | ルミネエスト新宿 |
会場の数だけを見れば2025年のほうが多い。ただし2025年は三井不動産の商業施設、2026年は三菱地所(丸の内)とルミネという別々の主催なので、これを「縮小」と読むのは早い。 9月以降に別の施設で新しい企画が出る可能性も同じだけ残っている。去年のららぽーとの企画が対象年齢4歳以上だったのに対し、丸の内のスタンプラリーが6歳以上になっている点は、連れて行く子どもの年齢によっては効いてくる違いだ。
9月29日、Netflixは「ウソップがチョッパーに語る」形をとった
Netflixの公式メディアTudum(7月21日)が、レゴ(R)版『ONE PIECE』の内容を明かしている。
- 2部構成のアニメーションスペシャルで、配信は9月29日、Netflix独占
- 実写版シーズン1と2の出来事を語り直す
- 語り手はウソップで、新しく仲間になったトニートニー・チョッパーに向かって、東の海からグランドラインへの冒険を語る
- 声は実写版のキャストがそのまま担当(ルフィ=Iñaki Godoy、ナミ=Emily Rudd、ゾロ=Mackenyu、ウソップ=Jacob Romero、サンジ=Taz Skylar、チョッパー=Mikaela Hoover)
- 制作はレゴグループ、集英社、そしてバンクーバーのアニメーションスタジオ Atomic Cartoons の共同。ショーランナー・脚本・製作総指揮は Tom Hyndman で、原作者の尾田栄一郎氏も製作総指揮に名を連ねる
ショーランナーは、ウソップという語り手を選んだ理由を「新規の視聴者を巨大な世界に入りやすくしつつ、長年のファンにも新しい視点を渡すため」と説明している。
この配信については、レゴジャパンが第2弾の発表文(4月10日)の中で日本語でも告知していた。 「レゴグループとNetflix、Atomic、集英社の共同制作による2部構成のアニメーションスペシャル」が9月29日(火)から独占配信される、という一文が製品案内と同じリリースに入っている。つまり製品の発表段階から、8月1日の発売と9月29日の配信は同じ流れの中にあったことになる。
ここがレゴ(R)の棚と直結する。語られるのが「東の海」と「グランドライン」だということは、第1弾5種(フーシャ村・バギーのサーカス小屋・アーロンパーク・ゴーイングメリー号・バラティエ)と第2弾7種(ヒルルクの隠れ家・チョッパー・ドリーとブロギー・ドラム城・スモーカー・ガープの戦艦・ゴムゴムの実)が、そのまま作品の舞台になるということだ。 12セットを並べると、ほぼ2部作の地図になる。

第1弾27体に、チョッパーはいなかった
「今年はチョッパーに寄っている」という印象を、数えて確かめる。Brimagaのカタログで第1弾5種に紐づくフィギュアを引くと、こうなる。
| セット | 体数 | 内訳 |
|---|---|---|
| フーシャ村 75636 | 3 | シャンクス/ルフィ(短い脚)/マキノ |
| 道化のバギーのサーカス小屋 75637 | 4 | バギー/ゾロ/ナミ/ルフィ |
| アーロンパークの戦い 75638 | 5 | ナミ/ルフィ(長い腕)/アーロン/チュウ/ウソップ |
| 海賊船 ゴーイングメリー号 75639 | 5 | ウソップ/ルフィ/ゾロ/ナミ/サンジ |
| 海上レストラン バラティエ 75640 | 10 | ミホーク/ウソップ/ルフィ/ナミ/サンジ/ゼフ/ガープ中将/ヘルメッポ/コビー/ゾロ(人魚の像2体は別) |
合計27体で、チョッパーは1体もいない。 これはデータの欠けではなく、話の順番どおりだ。チョッパーが仲間になるのはドラム島=グランドラインに入ってからなので、東の海を描いた第1弾には出てこない。
ちなみにレゴジャパンの発表文はゴーイングメリー号を「麦わらの一味が勢ぞろい」と書いているが、実際に入っているのは上の5人だ。「勢ぞろい」の中身は、その時点の一味である。
第2弾でチョッパーが登場するのは3種で、レゴジャパンの発表文に構成が明記されている。
| セット | 価格(税込) | チョッパーの扱い |
|---|---|---|
| Dr.ヒルルクの隠れ家 75641 | ¥4,980 | ミニフィギュア3体のうち1体(Dr.ヒルルク、Dr.くれはと) |
| トニートニー・チョッパー 75643 | ¥11,980 | セットそのものがチョッパーの造形(577ピース・各部が可動。本と注射器、取り外せる青いリュック、ネームプレート付きスタンドが付属) |
| ドラム城の戦い 75645 | ¥16,980 | ミニフィギュア6体のうち1体(ルフィ、ナミ、サンジ、ビビ、ワポルと) |
つまりチョッパーがセットに入ったのは第2弾からで、そこに丸の内の景品(帽子)、新宿の等身大、Netflixの聞き役が重なっている。 意図された並びかどうかは公表されていないが、今年チョッパーが出てくる場面は、製品3種・イベント2か所・配信1本という形で数えられる。
Brimagaのミニフィグ図鑑には、第2弾のフィギュアがまだ取り込まれていない。第1弾の27体は入っているが、チョッパーを検索しても出てこないのは「存在しない」ではなく「まだ取り込めていない」という意味だ。図鑑の不在を根拠に製品史を語らないよう、ここは正直に書いておく。
9月に向けて、12種はいまいくらか
配信を見てから買おうとすると、棚の状況が今と違っているかもしれない。8月18日時点の公式ストアの価格と、Brimagaが追っている国内モールの最安(在庫あり・直近1週間に観測されたものだけ)を並べる。
| セット | 弾 | 公式(8/18) | 国内モール最安 | 公式との差 |
|---|---|---|---|---|
| Dr.ヒルルクの隠れ家 75641 | 第2弾 | ¥4,980 | ¥4,780 | −4.0% |
| スモーカー大佐との対決 75642 | 第2弾 | ¥9,980 | ¥8,980 | −10.0% |
| トニートニー・チョッパー 75643 | 第2弾 | ¥11,980 | ¥10,780 | −10.0% |
| リトルガーデンの巨人たち 75644 | 第2弾 | ¥13,980 | ¥12,580 | −10.0% |
| ドラム城の戦い 75645 | 第2弾 | ¥16,980 | ¥15,280 | −10.0% |
| ガープ中将の海軍戦艦 75646 | 第2弾 | ¥29,980 | ¥28,430 | −5.2% |
| ゴムゴムの実 75647 | 第2弾 | ¥11,980 | ¥11,980 | ±0% |
| フーシャ村 75636 | 第1弾 | ¥4,980 | ¥3,499 | −29.7% |
| バギーのサーカス小屋 75637 | 第1弾 | ¥8,280 | ¥5,380 | −35.0% |
| アーロンパークの戦い 75638 | 第1弾 | ¥12,480 → 40%オフの ¥7,488 | ¥9,470 | モールが26.5%高い |
| ゴーイングメリー号 75639 | 第1弾 | ¥21,980 | ¥16,305 | −25.8% |
| バラティエ 75640 | 第1弾 | ¥52,980 | ¥36,196 | −31.7% |
読み方は3つある。
1つ目。発売から2週間の第2弾は、モールでもまだ1割引きが上限だ。しかも75642・75643・75644・75645の4本は、公式比がちょうど−10.0%で揃っている(それぞれ最安は楽天ビック)。定価の1割引きが、いまの相場の底ということになる。
2つ目。1年経った第1弾は−25.8%から−35.0%まで下がっている。同じシリーズでも「1年待つ」ことの効き方が、これだけ違う。
3つ目が、いま買う人にとって実用的なところだ。アーロンパークの戦い 75638 だけは、公式ストアのほうが安い。 公式は40%オフの¥7,488で、国内モールの在庫あり最安は¥9,470(駿河屋Yahoo!店・8月15日観測)。モールのほうが26.5%高い。この1本にはバッジも「まもなく廃番」が付いている。

第1弾の残り4本には「ポイント2倍」のバッジが付いていた。これは8月11日のメンバー感謝デーの記事で確認したキャンペーンと同じ構図で、8月20日までの実施とされている。第1弾5本のうち4本をポイントで押し、廃番間近の1本を値引きで掃く、という分かれ方が1週間続いていることになる。
なお第1弾は2025年8月の発売時から公式価格が上がっている(フーシャ村 +6.4%、バギー +7.8%、メリー号 +7.3%、バラティエ +23.3%、アーロンパークのみ据え置き)。この値上げの経緯は第2弾発売前の記事で扱ったので、ここでは繰り返さない。上の表の「公式(8/18)」は、いずれも改定後の現在価格である。
コレクター視点:この3つは、残るものが違う
同じ「レゴ(R)のワンピース」でも、9月に向けた3つの機会は残るものが違う。
- 丸の内(8/23まで) ── 残るのは物(30ピースの帽子)。ただし予約制で、対象は6歳以上、期限は5日後。行けるかどうかで結果が決まる種類の企画だ。
- ルミネエスト新宿(9/1〜9/30) ── 残るのは体験と写真。等身大の造形は買えないし、後から取り返せない。詳細が9月1日公開なので、ワークショップ狙いなら初日に確認する必要がある。
- Netflix(9/29〜) ── 残るのは作品。3つの中でこれだけが、あとから何度でも同じものに触れられる。
相場を扱うサイトとして言えることを付け足しておく。イベント配布物は、値上がりを狙う対象として考えないほうがいい。 番号は付くが、定価が無く、国内の出品も立たない。今回カタログで見た3つは、いずれも出品0件だった。値段が付かないものは、比べる相手もいないということだ。逆に、9月末の配信を見てから棚に戻ろうとするなら、40%オフで「まもなく廃番」のアーロンパークは、その時にはもう無い可能性がある。残らないほうから順に手を付けるのが、この3つの正しい順番だと思う。
※本記事の価格・在庫・バッジは2026年8月18日にレゴ(R)公式ストア(日本)とBrimagaの国内モールデータで確認した時点の情報です。国内モール最安は在庫ありかつ直近1週間に観測された出品のみで集計しています。イベントの内容・期間・定員は各主催者の発表に基づき、予告なく変更される場合があります。
※LEGO(R)、レゴ(R)ロゴ、ミニフィギュア、LEGO One Piece はレゴグループの商標です。ONE PIECE は尾田栄一郎氏/集英社、実写版シリーズはNetflix/Tomorrow Studios に権利が帰属します。本記事はレゴグループおよび各権利者とは無関係の非公式な情報記事です。















