レゴが8月の「ホグワーツの新学期(Back to Hogwarts)」に合わせて、レゴ(R)ハリー・ポッター「ミニ・ホグワーツ城」(40975)を正式発表した。700ピースで大広間・時計塔(メインタワー)・東棟・天文台といった城の主要な輪郭をまるごと1箱に凝縮した微縮尺(マイクロスケール)モデルで、参考価格は39.99ドル(英£34.99/欧€39.99/豪AU$69.99/加CA$54.99)。海外での発売は2026年8月29日。日本での発売日・価格は、本記事の執筆時点(2026年7月31日)ではまだ公式ストアに掲載されていない。
面白いのは、同じ「ホグワーツ城」でも、いまレゴが売っている“城”は大きさも値段もまるで違う複数の路線に分かれていることだ。片方には総額1,000ドルを超えるモジュラー式の巨大プロジェクトがあり、その反対側に、この40975のように城の全景を手頃な1箱にまとめたものがある。まずは40975の中身から見ていく。
何が入っているのか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| セット番号 | 40975 |
| ピース数 | 700 |
| 参考価格 | 39.99ドル(日本価格は未発表) |
| 発売 | 2026年8月29日(海外) |
| スケール | 微縮尺(マイクロスケール) |
| ミニフィグ | ハリー・ポッター1体+ヘドウィグ(フクロウ) |
| シリーズ | ハリー・ポッター(Back to Hogwarts 2026) |
城本体は微縮尺で、大広間・時計塔(メインタワー)・東棟・天文台の塔が連なる特徴的なシルエットを、黒いベースの上に湖や地形ごと再現している。海外メディアによれば、東棟の下には「秘密の部屋」が、隠し部屋には「みぞの鏡」が仕込まれているという。
スケールで一つ面白いのは、城が微縮尺なのに、その上を飛ぶハリーだけは通常サイズのミニフィギュアだということ。箒には新しい造形のパーツが使われ、ヘドウィグも付属する。手のひらサイズの城の上を、等身大のハリーが箒で舞う——大きさの“ちぐはぐ”をあえて楽しむ、ディスプレイ向けの遊び心だ。
「ミニ・ホグワーツ」を名乗るセットは過去にもあった。2012年の Mini Hogwarts Express(40028・64ピース・4.99ドル)などだ。ただし“城”をまるごと微縮尺で1箱にしたものが、この価格帯で出るのは珍しい。
「ホグワーツ城」の作り方は、いま3通りある
レゴのホグワーツ城は、四半世紀かけて作り方そのものが変わってきた。大きく3つの世代に分けると、40975がどこに座るのかが見えてくる。
遊ぶ城(ミニフィグ尺・2001〜2010)
最初期のホグワーツ城は、ミニフィギュアが中に入って遊べる“プレイセット”だった。壁が開き、部屋があり、キャラクターが動く。
| セット | 年 | ピース | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| 4709 ホグワーツ城 | 2001 | 696 | — |
| 4757 ホグワーツ城 | 2004 | 938 | — |
| 5378 ホグワーツ城 | 2007 | 946 | 89.99ドル |
| 4842 ホグワーツ城 | 2010 | 1,290 | 129.99ドル |

これらは「城で遊ぶ」ためのもの。ミニフィグ基準なので城の“全景”は表現しきれず、主要な部屋やタワーを抜き出した構成だった。
飾る城(微縮尺・2018〜)
2018年、レゴは方向を変える。6,020ピースの巨大な微縮尺モデル71043(ホグワーツ城)で、「城の全景を丸ごと飾る」路線を打ち出した。ミニフィグではなくマイクロフィギュアで大きさを稼ぎ、城のシルエットそのものを主役にする作り方だ。
| セット | 年 | ピース | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| 71043 ホグワーツ城 | 2018 | 6,020 | 469.99ドル |
| 76419 ホグワーツ城全貌 | 2023 | 2,660 | 169.99ドル |
| 40975 ミニ・ホグワーツ城 | 2026 | 700 | 39.99ドル |

71043は横約58cmの超大型、76419はその凝縮版として登場した。そして40975は、この“飾る城”系列をさらに小さく・安くした末端に位置する。城の全景という同じテーマを、6,020ピース→2,660ピース→700ピースと段階的に手の届く形にしてきたわけだ。

積む城(モジュラー式・2024〜)
2024年からは第3の路線が走っている。「ホグワーツ城:大広間」(76435)を土台に、メインタワー(76454)、東棟(76473)などを買い足して連結し、“最も精巧なホグワーツ”を1つずつ組み上げていくモジュラー式だ。
| モジュール | 参考価格 |
|---|---|
| 76435 大広間 | 199.99ドル |
| 76454 メインタワー | 259.99ドル |
| 76473 東棟 | 269.99ドル |
| そのほか小型モジュール7種 | 合計 約330ドル |
| 合計(10セット) | 約1,060ドル |

土台となる大きな3モジュールだけで約730ドル。全部そろえると10セット・約1,060ドルに達する。これは40975のおよそ26倍だ。
同じ「ホグワーツ城が欲しい」でも、行き先は3つある。中で遊びたいなら旧来のプレイセット(いまは中古)、全景を1つ飾りたいなら微縮尺(40975〜71043)、作り込みと拡張を楽しみたいならモジュラー式。40975は、そのなかで“いちばん軽い入口”だ。
40975は「最小・最安の飾る城」なのか
微縮尺の“城まるごと”モデルとしては、40975の700ピース・39.99ドルは現行で最も小さく手頃な部類に入る。ただし「史上最小のホグワーツ」と言い切るのは正確ではない。過去には66ピースの超小型ポリバッグ「Build Your Own Hogwarts Castle」(30435)などもあり、“城の形”をもっと小さく表したものは存在する。40975の立ち位置は、「単体の箱として買える、いちばんコンパクトで安い城全景モデル」と表すのが実態に近い。
日本で買えるホグワーツ城の相場
40975の日本価格はまだ出ていないが、比較になる現行の城たちの国内価格は追える。以下はレゴ公式ストア(日本)の表示価格と、Brimagaが集計した国内モール(楽天・Yahoo)の在庫あり最安(いずれも2026年7月末時点の観測値)。
| セット | 公式店頭 | 国内モール最安(在庫あり) |
|---|---|---|
| 76419 ホグワーツ城全貌 | ¥29,980 | ¥27,526 |
| 76454 メインタワー | ¥43,980 | ¥39,581 |
| 76473 東棟 | ¥43,980 | ¥39,580 |
| 71043 ホグワーツ城 | ¥82,980 | ¥79,800 |
表の価格は観測時点のもので、モールの最安は在庫・出品状況で日々動く。公式に在庫がある現行セットは、モールでも定価の1割前後の値引きにとどまることが多い。40975のような発売直後・大量生産の小型セットは、当面は定価前後で普通に買えるのが通例だ。
微縮尺の巨大モデル71043は、日本でも8万円前後と“城”の中では突出して高い。40975は、その全景の雰囲気を10分の1以下の価格で味わえる、という位置づけになる。
コレクター視点:40975は「投資」ではなく「入口」
相場の観点で言えば、40975は値上がりを狙うセットではない。8月のホグワーツ新学期に合わせた小型・大量生産の定番枠で、供給は潤沢とみられる。過去に廃番後へ伸びたのは、生産期間や流通量の限られた大型・希少ライン(初期のミニフィグ尺の城や、6,020ピースの71043のような別格モデル)であって、この価格帯の小箱はそことは性格が違う。
むしろ40975の価値は別のところにある。数万円のモジュラー式や8万円の71043にいきなり手を出さなくても、ホグワーツ城の“全景を1つ持つ”体験に手が届くこと。子どもへのギフトにも、大きいセットへ進む前の入口にも向く。「城まるごとを、まず1箱で」——40975は、その選択肢として素直に良いセットだ。
レゴのカタログは製品データベース、欲しい/所有や急上昇の集計はトレンドで追える。8月1日には他にも多数の新作が並ぶので、あわせてチェックしてみてほしい。
※「レゴ」「LEGO」および関連するロゴ・意匠はレゴグループの商標です。HARRY POTTER、ホグワーツ等はワーナー・ブラザースの関連権利に基づく版権です。本記事は非公式の情報記事であり、価格・仕様・発売時期は変更される場合があります。海外価格は各国のレゴ公式ストア表示、日本の価格は2026年7月末時点の観測値です。









