1981年、ゲームセンターに現れた1台の筐体が、任天堂を世界的な企業へ押し上げるきっかけになりました。ジャンプで樽を避ける大工「ジャンプマン」――のちのマリオ――と、さらわれたヒロイン ポリーンが初登場した『ドンキーコング』です。そのアーケード筐体そのものをレゴ(R)で再現するとされる新セット、72051 ドンキーコング アーケードが、公式ティーザーとリーク画像で世界的な話題になっています。
本記事は海外メディアの報道・リーク情報にもとづく速報です。画像はイメージで、実物写真は掲載していません。仕様・発売日・価格は変更される可能性があり、日本での正式価格・発売時期は未発表です。
リークされたスペック(噂)
海外の複数メディアが伝える内容は、おおむね次の通りです(Nintendo Life / VGC ほか)。
| 項目 | 内容(噂・未確定) |
|---|---|
| セット番号 | 72051 |
| ピース数 | 約1,367ピース |
| 参考価格 | $199.99 / €169.99 / £149.99 |
| 発売 | 2026年8月1日とされる |
| 対象 | 大人向け(18+)ディスプレイ |
| フィギュア | ドンキーコング/ジャンプマン(マリオ)/ポリーン |
いちばん語られているのが、筐体の“中”まで作り込まれている点。画面にあたる面に、鉄骨のガーダーやハシゴ、そして樽(バレル)が連続で落ちてくる仕掛けが組み込まれているとされ、原作の“樽投げ”をブロックで再現する「ゲームを遊ぶレゴ」として海外レビュアーの期待を集めています。
参考価格の$199.99は、同じアーケード筐体の先輩パックマン アーケード(10323)の$269.99より低め。ただしパックマンが2,651ピースなのに対しドンキーコングは約1,367ピースとボリュームは半分ほどなので、「安い」というより「一回り小ぶりなセット」と捉えるのが実態に近そうです。

“レトロゲームレゴ”という一大ジャンル
レゴは近年、懐かしのゲーム機・筐体を大人向けディスプレイとして毎年のように出してきました。ドンキーコング アーケードは、その系譜のいわば最新作です。世界のファンの「欲しい」(Brimagaが集計するBrickset登録数)を並べると、このジャンルの息の長い人気が見えてきます。
| セット | 発売 | ピース | 状態 | 世界の「欲しい」 |
|---|---|---|---|---|
| ニンテンドー エンターテインメント システム(71374) | 2020 | 2,646 | 廃盤 | 3,695人 |
| スーパーマリオ64 ハテナブロック(71395) | 2021 | 2,064 | 廃盤 | 2,170人 |
| Atari 2600(10306) | 2022 | 2,532 | 廃盤 | 2,403人 |
| パックマン アーケード(10323) | 2023 | 2,651 | 現行 | 2,704人 |
| ゲームボーイ(72046) | 2025 | 421 | 現行 | 1,744人 |
| ドンキーコング アーケード(72051) | 2026 | 約1,367 | 近日 | 上昇中 |
※「欲しい」は各セットを Brickset のウィッシュリストに登録した人数(Brimaga集計)で、所有登録数とは別の指標です。
初代NESから毎年のように続く“ゲーマーの記憶を飾る”ライン。ドンキーコング アーケードは、パックマンに続く2台目の「アーケード筐体」という位置づけになります。

相場の観点:廃盤後に効いてくるジャンル
Brimagaは相場サイトなので、気になるのは「あとで値が動くのか」。このジャンルは、廃盤済みの旧作が二次流通で強含みという特徴があります。
たとえば口火を切ったNES(71374)は、参考価格 $269.99 に対し、廃盤後の新品未開封がBrickEconomyの集計でおよそ$370(約+37%)とされています。18+のディスプレイ系は「飾って終わり=再販が読みにくい」ため、生産終了後に品薄化しやすいのが背景とみられます。
もちろん「廃盤=必ず高騰」ではありません。現行のパックマン(10323)のように数が出ているうちは定価前後で買えますし、値上がりの度合いはセットごとに違います。狙うなら、Brimagaの各製品ページの相場スコアと価格推移で「いま割安か」を確かめるのが確実です。
ドンキーコング アーケードも同じ18+ディスプレイ枠。発売直後は定価で買える一方、数年後に廃盤を迎えたときが一つの分かれ目になりそうです。ゲーム史の“原点”というテーマの強さも、長期の需要を下支えする可能性があります。

日本ではどうなる?
日本での価格・発売日はまだ発表されていません。過去のこのジャンル(パックマンやNES)は、レゴ公式ストアのほか認定販売店・Amazon・楽天などで展開されてきました。$199.99という海外価格から素直に換算すると3万円前後になりますが、国内価格は為替や設定で前後するため、正式発表を待つのが確実です。予約が始まったら、認定ストアの在庫は静かに動くので、早めのチェックが吉です。
コレクター視点:これは「ゲームを飾る」レゴ
ドンキーコングは、マリオとポリーンが生まれた記念碑的タイトルであり、任天堂が家庭用ゲーム機の巨人になる前夜の“アーケードの申し子”でした。その筐体を、画面の中のドット絵の動き(樽が落ちる仕掛け)ごと再現するというのは、単なるオブジェではなく「遊べる記憶」をブロックに落とし込む試みです。
パックマンで確立した「アーケード筐体レゴ」のフォーマットに、任天堂の看板IPが乗る――話題性・完成度・コレクション性のどれを取っても、2026年後半の注目株になりそうです。正式発表と日本価格は、Brimagaの世界LEGO動向やニュースで追いかけていきます。
ヒロインのポリーンは、1981年の稼働当時は名前がなく単に「レディ(Lady)」と呼ばれていました。「ポリーン」の名が付いたのは後年のこと。主人公のマリオも当初は「ジャンプマン」で、職業も配管工ではなく大工でした(配管工になるのは翌1983年の『マリオブラザーズ』から)。
―― 続報が入りしだい更新します。まずは“レトロゲームレゴ”の系譜に、また1台の名機が加わる瞬間を楽しみに。
LEGO(R) はレゴ社、Nintendo・ドンキーコング・マリオ・ポリーンは任天堂、PAC-MAN はバンダイナムコエンターテインメントの商標です。本サイトはこれらの企業とは無関係の非公式サイトです。








