レゴ アーキテクチャーの「サグラダ・ファミリア」(21065)を日本の公式ストアでいま予約すると、届き始めるのは11月17日からになる。9月24日の商品ページの表示は「予約受付中、2026年11月17日より発送予定」で、英国とドイツの「11月1日から発送」より2週間あまり遅い。
同じ週には、発売前のレビューも海外で出始めた。以下、日本・米国・英国・ドイツの商品ページと、レビューの中身をまとめる。
4か国の表示(9月24日)
| 国 | 価格 | 表示 | 購入の上限 |
|---|---|---|---|
| 日本 | ¥129,980 | 予約受付中、2026年11月17日より発送予定 | 3 |
| 英国 | 649.99ポンド | 予約受付中、11月1日から発送 | 3 |
| ドイツ | 749.99ユーロ | 予約受付中、11月1日発送 | 3 |
| 米国 | 799.99ドル | 11月1日の近日発売(予約の表示なし) | ── |
日本の商品ページに出ているのは発送予定日だけで、発売日そのものを変えたという案内は見当たらない。英国のBrick Fanaticsも、9月23日の記事で「11月1日発売・いま予約できる」と書いている。
日本の予約は、レゴ公式ストアで6月5日に始まったあと人気で数日のうちに止まり、7月14日に再開していた(スタッズ・7月15日)。当時の案内は「11月1日発売」。当サイトの8月30日の記事も、日本の発売日を11月1日と書いている。いまの11月17日は、これから予約する人の発送予定と読むのが自然だが、先に予約した人の発送日がどうなっているかは、公開されている情報からは分からない。

公式の説明:実際に建てられた順番で組む
日本の商品ページは、このセットを「レゴ®史上最大の建物セット」と紹介し、アントニ・ガウディの没後100年を記念したものだと書いている。組み立ての順番も、実際の建設の順番に合わせてある。
- 地下聖堂のある後陣
- 生誕のファサード
- 受難のファサード
- 身廊と西側の聖器室
- 6本の塔
- 東側の聖器室と栄光のファサード
各ファサードに4本ずつ、合計12本の塔が十二使徒を表し、福音書記者の尖塔には翼を持つ牡牛・人・ライオンとワシが付く、というのも公式の説明だ。
発売前のレビューで評価された点
ここでは、パーツの専門サイト New Elementary の詳しいレビューを取り上げる(筆者はEero氏。製品はレゴから提供されたと明記している)。中身の構成は次のとおりだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 箱の中 | 小箱3つ、分厚い説明書3冊、袋は64袋 |
| 組み立ての進め方 | 1880年代の地下聖堂から始まる、建設の年代順 |
| 筆者が組むのにかけた時間 | 2週間 |
| 設計者 | Rok Žgalin Kobe(21061 ノートルダム大聖堂も担当) |
評価が高かったのは次の点だ。
- ステンドグラスに色がある。ノートルダム大聖堂のときは窓が黒と透明だけだったと筆者は指摘していたが、今回は色の付いた透明パーツで、身廊に色とりどりの光が入るようになった
- 分けて中をのぞける。6つの区画はつながっておらず、ミニフィギュア用の3×4の台を土台のすき間に差し込んで位置を合わせ、重さで固定する作り。区画を離せば内部を見られる。ノートルダム大聖堂は屋根を外さないと中が見えなかった。ただし裏を返せば、持ち上げて動かそうとすると区画が離れてしまうということでもある
- 左右で塔の作りが違う。生誕のファサードの塔は4×4、受難のファサードの塔は4×5の土台から立ち上がり、実物らしい非対称が出ている
- 組み立ての体験。筆者はこれまでで最も良い組み立て体験だったと書き、設計者のすすめどおり時間をかけて組むのがよいとしている

設計者によると、先に出したノートルダム大聖堂が売れたことが、サグラダ・ファミリアの企画につながったという。またレビューは、ピース数でレゴ最大のセットになったのは半ば偶然だと書いている。脇の塔をもともと大きめのパーツで作っていたのを細かいパーツに組み替えた結果、31203 ワールドマップの11,695ピースを上回ったのだという。
指摘された点
一方で、厳しい指摘もはっきり書かれている。
| 場所 | 指摘 |
|---|---|
| 受難のファサードの下部 | 斜めの柱が、同じ太さの円柱のまま軒の下に消えている。実物は角ばっていて、上に向かって広がりながら庇の縁に直接つながる |
| 聖器室 | ドームの形が実物(交差する放物面)に届いていない。完成品の隅で目立つ |
| 使徒の塔の下部 | 左右で向きの違うパーツが同じ袋に入っていて、48個ずつ選り分けるのが手間 |
| 塔全体 | 同じ部品の組み立てをくり返す場面が多い |

それでも筆者の結論は「多少の欠点は、細部の量の中にほとんど埋もれる」というもので、全体としては高く評価している。
コレクター視点:日本の値段で並べるとどうか
レビューには「ノートルダム大聖堂を3つ並べるより良い」という一文がある。日本の公式ストアの表示(9月24日)で比べてみる。
| ピース数 | 日本の価格 | 1ピースあたり | |
|---|---|---|---|
| 21065 サグラダ・ファミリア | 12,060 | ¥129,980 | ¥10.8 |
| 21061 ノートルダム大聖堂 ×3 | 13,149 | ¥119,940 | ¥9.1 |
| 21067 タワーブリッジ | 3,745 | ¥52,980 | ¥14.1 |
ノートルダム大聖堂3つのほうがピースは1,089多く、値段は¥10,040安い。ピースの数と値段だけならノートルダム大聖堂3つのほうが得で、レビューの一文は、完成品の見た目の迫力で比べた感想と読むのが自然だ。筆者自身も、1ピースあたりでは割安だとしながら、細かいパーツが多いのでその数字はあまり参考にならない、と書いている。
Bricksetの「欲しい」の登録は、8月27日の1,413件から9月24日の1,530件まで、少しずつ増えている。
「欲しい」はBricksetの利用者が登録した数で、予約数や売れ行きではない。
まとめ
- 21065 サグラダ・ファミリアは、日本の公式ストアでいま予約すると11月17日から発送(9月24日時点・¥129,980・上限3)。英国とドイツは11月1日発送、米国は11月1日の近日発売。
- 日本の予約は6月5日に始まり、一度止まって7月14日に再開していた。発売日を変えたという案内は、日本の商品ページには出ていない。
- 発売前のレビュー(New Elementary)は、64袋・3箱の組み立てを建設の順番どおりに進める作りと、色のあるステンドグラス、区画を分けて内部を見られる点を評価した。
- 受難のファサード下部の柱、聖器室のドーム、選り分けの手間がかかる袋は、はっきり指摘されている。
- ピース数と日本の値段だけで比べると、ノートルダム大聖堂3つのほうがピースは多く、値段は安い。21065の製品ページ
※記事中の価格と表示は2026年9月24日(日本時間)にレゴ公式ストア(日本・米国・英国・ドイツ)で確認したものです。レビューの内容は New Elementary の記事(2026年9月)の要約です。LEGO、レゴはレゴグループの商標です。








