BRIMAGA
新製品2026/9/18 公開12分で読めます

レゴの新シリーズ「ミッドナイトバレー」1作目・町長の館 11383 ── 日本は¥18,980で在庫あり。ウィンタービレッジ歴代16作を並べると、1作目の値上がりは4番目だった

甲斐ショウジ甲斐ショウジ· Brimaga 編集長
この記事のポイント

レゴ アイコンの「町長の館」(11383)は、レゴ自身が「ミッドナイトバレーを舞台にした大人向けコレクションの第1弾」と書くセット。9月1日に日米同時に発売され、日本では¥18,980で在庫がある(9月18日時点)。設定は「永遠の真夜中で止まった町」。毎年1軒ずつ増えるクリスマスのウィンタービレッジの歴代16作を海外の相場で並べると、上位4つは最初の4作だったが、1作目はそのなかで4番目だった。

レゴ アイコン 11383 町長の館(画像: レゴグループ)
目次
  1. 確定スペック
  2. 公式の説明には「ハロウィン」と書かれていない
  3. 設定は「真夜中で止まった町」
  4. 中身 ── 館の主は、赤いコートの女性
  5. レゴのお化け屋敷は、これが初めてではない
  6. 1作目は後で高くなるのか ── ウィンタービレッジ16作で確かめる
  7. 日本では、いまのところ普通に買える
  8. コレクター視点:「第1弾だから」は、買う理由にならない
  9. まとめ

レゴ アイコンの「町長の館」(11383)は、レゴ公式の日本語の商品説明で「ミッドナイトバレーを舞台にした大人向けコレクションの第1弾」と書かれているセットだ。海外の専門媒体が相次いで報じたのは7月11日22時(日本時間)からで、日本でも米国でも9月1日に発売された。9月18日11時台に日本の公式ストアを開くと、価格は¥18,980(税込)、表示は「在庫あり」で、1回の注文で10個まで買える。

毎年1軒ずつ建物が増えていくシリーズには、2009年から続くクリスマスの「ウィンタービレッジ」がある。その2026年版のホリデーハウスも10月4日に同じ¥18,980で出るので、日本の棚にはハロウィンとクリスマスの「村」が同じ値段で並ぶことになる。

この記事では、町長の館の中身と日本での買いやすさを確かめたうえで、「シリーズの1作目は、後で高くなるのか」を、ウィンタービレッジ歴代16作の数字で見ていく。

確定スペック

項目内容
製品名町長の館(Mayor Manor)
型番11383(レゴ アイコン/Midnight Valley Collection)
ピース数1,420(箱の表にも 18+|11383|1420 pcs と印字)
対象年齢18歳以上
キャラクター暗い場所で光るキャラクター3体、ネコとネズミ(公式の説明)。Bricksetは甲冑の像も数えてミニフィグ4体としている
日本価格¥18,980(税込)
海外定価119.99ドル/99.99ポンド/109.99ユーロ
発売2026年9月1日(日米とも)。予約開始は7月11日(スタッズ)
本体サイズ約 高さ27cm × 幅30cm × 奥行13cm
デザイナーPedro Cabral(Brickset)
日本の表示在庫あり・上限10・「新着」(9月18日11時台)
11383 町長の館。建物に古木が食い込み、正面にはステンドグラスの窓が並ぶ(画像: レゴグループ)
11383 町長の館。建物に古木が食い込み、正面にはステンドグラスの窓が並ぶ(画像: レゴグループ)

公式の説明には「ハロウィン」と書かれていない

日本語でも英語でも、商品説明に「ハロウィン」という語は出てこない。日本語の説明が挙げるのは「ミステリーサスペンス、超常現象などに興味がある方」、英語の説明は mystery, suspense and supernatural themes だ。

一方で、日本の公式ストアはこのセットを「季節の商品」に分類し、「ハロウィンのギフト&おもちゃ」のページにも載せている(9月17日に確認)。英国のBrick Fanaticsは「ハロウィンの村」と呼び、Bricksetも Halloween のタグを付けている。売り場はハロウィンの棚に置きながら、説明文ではハロウィンと言っていない。その理由をレゴは説明していないが、次に見る設定は、季節の行事というより「町」の話として作られている。

箱の表には Midnight Valley Collection と 18+|11383|1420 pcs の印字(画像: レゴグループ)
箱の表には Midnight Valley Collection と 18+|11383|1420 pcs の印字(画像: レゴグループ)

設定は「真夜中で止まった町」

組み立て説明書には、このシリーズの設定が書かれている。英国のBrick Fanaticsが8月22日に伝えたところでは(米国の店頭で発売前に入手したYouTuberの説明書をもとにした記事)、ミッドナイトバレーは謎の出来事によって永遠の真夜中に止まった町だ。町の中心にある町長の館は、鍵が何年も見つからないまま扉が閉ざされていて、手がかりはセットのあちこちに隠されているという。住人たちは町の奇妙さを受け入れて暮らしている、とも書かれている。

日本語の商品説明も「いびつな建物ばかりが立ち並ぶ不気味な町」と書き、館内に「真夜中を指して止まっている振り子時計」があると説明している。公式画像を拡大すると、2階の振り子時計の針はたしかに12時を指していた。

裏側から見た館内。2階左の振り子時計は12時を指し、1階には甲冑と赤い椅子に座る館の主(画像: レゴグループ)
裏側から見た館内。2階左の振り子時計は12時を指し、1階には甲冑と赤い椅子に座る館の主(画像: レゴグループ)
注意

説明書(PDF・94.5MB)はBrimagaでは開いていない。設定の文言はBrick Fanaticsの記事による。同誌は、発売前の初期レビューには「設定が無い」という見方もあったが、説明書には書かれていたと伝えている(9月14日)。

中身 ── 館の主は、赤いコートの女性

館の主は赤いコートの女性で、Bricksetの登録名は「Mayor」=町長だ。青い宝石の付いた杖を持ち、1階の赤い肘掛け椅子に座る。執事は燭台や銀の盆、メイドはほうきを持っている。3人とも、頭(顔)が暗い場所で光る。

3人の正体の読み方は、媒体で割れている。米国のThe Brick Fanは町長・執事・メイドを「ゾンビ」、日本のスタッズは館の主を「吸血鬼風の女性」と書いた。レゴの説明は「暗い場所で光るキャラクター」としか書いていない。

左から館の主、ネコ、執事、メイド、ネズミ。3人は暗い場所で光る(画像: レゴグループ)
左から館の主、ネコ、執事、メイド、ネズミ。3人は暗い場所で光る(画像: レゴグループ)

館内には、1階に赤い羽根飾りの甲冑と暖炉、壁にはネコの肖像画がある。2階には振り子時計と本棚が置かれ、屋根の上にはガーゴイル、屋根裏にはコウモリがいる。足元には、ネコと、チーズのそばのネズミ。

なお、Bricksetが「ミニフィグ4体」と数えているのは、町長・執事・メイドに甲冑の像を加えたものだ。Brick Fanaticsは、甲冑は公式にはミニフィグとして数えられていない、と書いている。

レゴのお化け屋敷は、これが初めてではない

名前に Haunted や Vampyre を含む、原作の無いレゴのセット(400ピース以上)をBrimagaのカタログで拾い、町長の館を加えると7本になる。スクービー・ドゥー、ディズニー、スーパーマリオのような原作もののお化け屋敷と、複数のセットをまとめた販売用パックは除いた。名前で拾った一覧なので、網羅ではない(Hidden Side には名前に Haunted を含まない幽霊の建物もある)。

型番名前シリーズピース対象年齢米国定価Bricksetの新品の現在価値(円換算)
20129468Vampyre CastleMonster Fighters9499〜14歳99.99ドル約¥42,771
201210228Haunted HouseMonster Fighters2,06414歳以上179.99ドル約¥76,874
201970425Newbury Haunted High SchoolHidden Side1,4749歳以上129.99ドル約¥14,853
202070432Haunted FairgroundHidden Side4668歳以上49.99ドル約¥9,612
202010273Haunted HouseFairground Collection3,23118歳以上299.99ドル約¥40,025
202531167ホーンテッドマンションクリエイター 3in17369歳以上89.99ドル販売中(日本¥14,980)
202611383町長の館Midnight Valley Collection1,42018歳以上119.99ドル販売中(日本¥18,980)

原作の無いお化け屋敷は、2012年以降もたびたび出ていて、18歳以上向けに限っても2020年の10273がある。新しいのは、お化け屋敷そのものではなく、「毎年増えていく町の第1弾」と名乗ったことだ。

2012年のMonster Fighters の「Haunted House」(10228)
2012年のMonster Fighters の「Haunted House」(10228)

現在価値の列を見ると、「お化け屋敷だから高くなる」とも言えない。定価1ドルあたりの現在価値は、2012年のMonster Fighters の2本が約427〜428円なのに対し、18歳以上向けの10273は約133円で、3分の1に満たない。

1作目は後で高くなるのか ── ウィンタービレッジ16作で確かめる

毎年1軒ずつ増えていく「村」の先例として、販売を終えたウィンタービレッジ16作を、Bricksetの新品の現在価値(円換算)で並べた。日本語のセット名は、レゴ公式の「ウィンタービレッジコレクション」ページの表記による。

型番セット名米国定価現在価値(円換算)金額の順位定価1ドルあたりその順位
200910199冬のおもちゃ屋さん59.99ドル約¥35,8664598円4
201010216ウィンターヴィレッジ・ベーカリー54.99ドル約¥49,0143891円1
201110222ウィンターヴィレッジ・ポストオフィス69.99ドル約¥59,1162845円2
201210229ウィンターヴィレッジ・コテージ99.99ドル約¥61,1421611円3
201310235ウィンターヴィレッジ・マーケット99.99ドル約¥27,6568277円9
201410245サンタの工房69.99ドル約¥26,9959386円6
201510249冬のおもちゃ屋さん79.99ドル約¥29,9786375円7
201610254クリスマス・トレイン99.99ドル約¥29,9697300円8
201710259ウィンターヴィレッジ・ステーション79.99ドル約¥33,2435416円5
201810263ウィンターヴィレッジ・ファイヤーステーション99.99ドル約¥22,74010227円10
201910267ジンジャーブレッドハウス99.99ドル約¥19,21311192円11
202010275エルフのクラブハウス99.99ドル約¥17,83315178円15
202110293サンタがやってくる99.99ドル約¥18,10014181円14
202210308クリスマスの街99.99ドル約¥17,58716176円16
202310325アルプスの山荘99.99ドル約¥18,46213185円13
202410339サンタクロースの郵便局99.99ドル約¥19,17912192円12

ここから読めることは2つある。

  1. 上位4つは、金額で見ても定価に対する伸びで見ても、2009〜2012年の最初の4作だった。
  2. ただし1作目の10199は、どちらの順位でも4番目。金額の1位は4作目のコテージ(2012年)、伸びの1位は2作目のベーカリー(2010年)だった。

2019〜2024年の6作は約¥17,600〜¥19,200に並んでいる。この16作から見える限り、高くなっているのは「1作目」ではなく「最初の数年」だ。そしてその数年は、いまから14〜17年前にあたる。

注意

Bricksetの円表示は、海外の相場をもとにした推定値を円に換算したもので、日本の定価や国内の相場とは別物だ。「定価1ドルあたり」は16作を同じ物差しで並べるための目安で、為替レートではない。推定値には揺れもあり、2013年のマーケットは新品より中古の値が高く出ている。

ウィンタービレッジの1作目「冬のおもちゃ屋さん」(10199・2009年)
ウィンタービレッジの1作目「冬のおもちゃ屋さん」(10199・2009年)

日本では、いまのところ普通に買える

発売直後、品薄が伝えられたのは米国だった。Brick Fanaticsは9月5日、町長の館が米国で9月19日まで入荷待ちになっていて、ほかの多くの地域ではそうなっていない、と伝えている。9月18日11時台に開くと、米国のページは「Available now」(1回3個まで)に戻っていた。日本のページは「在庫あり」で、上限は10個だ。

Brimagaが取り込んでいる国内モールでも、値段は公式とほぼ同じだった。直近14日の在庫あり出品は、トイザらス・ベビーザらス ヤフー店の¥18,979(9月7日の観測)1件で、公式との差は1円。8月16日の観測では、楽天ブックスと楽天ビックも¥18,980で出品していた。

Bricksetの登録数は、次のように動いている(毎朝6時の取得)。

日付欲しい持っている
7月13日5136
8月31日1,50786
9月18日1,600545

発売前の7週間で「欲しい」が約3倍になり、発売後の2週間半で「持っている」が86から545へ6倍強に増えた。

発表直後の伸び方は、クリスマスの新作とほぼ同じだった。町長の館もホリデーハウスも、海外の専門媒体が報じたのは日本時間の22時で、そこから2回目と3回目の朝の「欲しい」は、町長の館が513と654、ホリデーハウスが516と669。2009年から続くシリーズの新作と、始まったばかりのシリーズの1作目が、同じ水準の「欲しい」を集めたことになる。

注意

ホリデーハウスは発表前から番号だけが登録されていて、発表当日の朝(報道の16時間前)の時点で「欲しい」が112人いた。町長の館は発表前の数を取れていないので、発表で増えた人数の比較にはなっていない。

販売終了の予定日は、Bricksetにもまだ載っていない。ウィンタービレッジは歴代すべてが12月31日に販売を終えているが、ミッドナイトバレーが同じ扱いになるかは分からない。

コレクター視点:「第1弾だから」は、買う理由にならない

シリーズの1作目は、後から「始まりの1軒」として高くなる ── そう考えたくなるが、ウィンタービレッジ16作の数字はそれを支持していない。高くなったのは最初の4作で、1作目はそのなかで4番目。お化け屋敷の先例を見ても、2012年のMonster Fighters は大きく伸び、2020年の18歳以上向けの10273は、定価1ドルあたりでその3分の1に満たない。

ミッドナイトバレーが何年続くかは、まだ誰にも分からない。続けば、最初の数作が「始まりの数年」になる可能性はあるが、それはこの先の話だ。いま言えるのは、日本では公式もモールも定価どおりで在庫があり、「第1弾だから」急いで買う理由は、数字からは見当たらないということだ。欲しいかどうかで決めてよい。

まとめ

  • レゴ アイコン 11383「町長の館」は、ミッドナイトバレー・コレクションの第1弾。1,420ピース、日本は¥18,980(税込)で、9月18日時点で在庫あり(上限10)。製品ページ
  • 商品説明に「ハロウィン」の語は無いが、日本の公式ストアではハロウィンのページと「季節の商品」に置かれている。設定は「謎の出来事で永遠の真夜中に止まった町」(説明書・Brick Fanatics)。
  • 原作の無いレゴのお化け屋敷は2012年以降もたびたび出ていて、新しいのは「毎年増えていく町の第1弾」と名乗ったこと。
  • ウィンタービレッジ16作の現在価値では、上位4つは最初の4作だったが、1作目はそのなかで4番目。
  • 米国は発売直後に入荷待ちになったが、日本は公式もモールも定価どおりで買える。

※記事中の数値は2026年9月18日11時台(日本時間)の実測です。Bricksetの登録数は同日6時の取得、国内モールの価格は各行の観測日の値です。価格・在庫はレゴ公式ストアの表示が正となります。

この記事が役に立ったらシェア
amazon

この記事のセットを Amazon で探す

※ Amazon のアソシエイトとして、Brimaga は適格販売により収入を得ています。価格・在庫は Amazon 上の表示をご確認ください。

ブリモのひとこと

2階の振り子時計、ちゃんと12時で止まってるよ!

Brimaga マスコットのブリモ

注記: 価格・在庫は記事公開時点の情報です。相場スコアは当サイト独自の指標であり、購入を推奨するものではありません。リンクにはアフィリエイト広告を含みます。

RELATED

関連記事

ニュース一覧 →